レッドブルは、F1スペインGPの決勝レースで、マーク・ウェバーが3位、セバスチャン・ベッテルは4位だった。レッドブルが3-4フィニッシュを果たした。序盤は、ベッテルの後ろを走行していたマーク・ウェバーだが、最終スティントでハードタイヤでペースが落ちたマッサの後ろで身動きがとれないベッテルをピットストップでかわすことに成功。今季2度目の表彰台を獲得した。
マーク・ウェバー (3位)「再び表彰台に立つことができて嬉しい。チームにはおもしろい心理的な変化がある。昨年度はポイント獲得だけでも満足だったのに、今では毎回表彰台が欲しいんだ!仕事はすごくハードだ。深夜にまで及ぶ作業で連続で、チームのメンバーも疲れ切っている。今日はセバスチャンの方が渋滞のトラブルが多かったが、チームのおかげでぼくたちはフィニッシュまでこぎ着け大量得点を果たすことができた。素晴らしい結果だ。とても長い第2スティントだったが、クルマに関しては第1スティントよりも満足していた。最後の10周はタイヤがほとんどダメになっていたけどね。フィリペの方が1ラップ長くなることが分かっていたし、彼のドライビングがぼくのレースのカギを握っていたので、第2スティントを長く取ることを計画した。マッサから開放される必用があったので、第2スティントがカギだった。自分のドライビングにはとても満足できたし、クルマも素晴らしかった。モナコは今回のレースよりも接戦になると思うが、クルマへの厳しい試練であるこのサーキットでのパフォーマンスを考えると、トルコやシルバーストンといったレースは期待できると思う。レッドブルもルノーも最高の仕事をしてくれた」セバスチャン・ベッテル (4位)「ぼくのスタートはベストではなかった。第1コーナーまでにはルーベンス(バリチェロ)がトップ、ぼくは4位になっていた。ここでポジションをいくつか落としたこと、特にマッサに抜かれたのが痛かった。その後は、レースのほとんど最後まで彼の後ろから抜け出すことができなかった。マッサはミスを犯さずとても良い仕事をしていたので、彼を抜くのは不可能だった。今日はクルマも速かったので表彰台でフィニッシュできなかったのは残念だった。しかし、チームにとっては大量得点となったので、良いリザルトだったと思う」クリスチャン・ホーナー「マークはとても良いドライビングで、今シーズン2回目の表彰台を達成した。戦略も大成功で、レースの最後にはルーベンスに大きなプレッシャーをかけることができた。セバスチャンは悔しい結果だった。残念ながら2戦連続でKERS搭載車が高くつく結果になってしまった。1回目のピットストップはセバスチャンと同じ周回にマッサもピットイン。セバスチャンのミドル・スティントを非常に短くしたにも関わらず、マッサも同じ周回でのピットストップを選んだので、セバスチャンは63周もフェラーリの後ろを見つめることになってしまったんだ!マッサから解放されるとすぐにセバスチャンはスピードを発揮した。今回もレースに優勝できるスピードがあることを見せることができた。3位と4位でも非常に力強いリザルトだ」ファブリス・ロム (ルノー・プリンシパルエンジニア)「難しいレースだった。今回も優勝を取り逃した。KERS搭載車との厳しい試練の戦いだった。第1コーナーでマッサがセバスチャンを抜き、彼のレースを台無しにしてしまった。マークは非常に充実したレースを戦った。とても良いスピードで、スペースもあったので、ブラウンの2台に非常に近いフィニッシュをすることができた。11ポイント獲得で総合結果としては良かったが、それでもまだ悔しい結果なので、今後は優勝に焦点を絞って戦っていきたい」関連:F1スペインGP:ジェンソン・バトンが今季4勝目
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