レッドブルは、独自に設計を進めているキャンピー型のコックピット保護デバイスの公式画像を公開した。FIAは、2017年にむけてメルセデスとフェラーリが先導する“ハロー”型のソリューションの導入を進めているが、レッドブルは自身の代替案が採用されるようプッシュしている。レッドブルは、来月にもショーカーを使用してキャノピー型のソリューションをテストする予定としている。
レッドブルのソニューションは、ハロー型に見られたドライバーの正面に立つ1本の支柱に代わり、両側から2本の支柱で上部のガードをサポートするデザインとなっている。ミルトン・キーンズのファクトリーでこれを試したダニエル・リカルドは、その可視性に感動したと述べている。レッドブルのチーム代表クリスチャン・ホーナーは「天井が空いており、キャノピーに近い。事実上、大きなウィンドウスクリーンのようなものだ」とコメント。「よりエレガントであり、より優れた視認性を提供するだろう。FIAがどれをどのように考えるか見てみよう」ウィリアムズのチーム副代表を務めるクレア・ウィリアムズは、ビジュアル面でレッドブルのデザインを支持している。「私は、レッドブルの“ジェットファイター・コンセプト”が本当に気に入っています。もし、私たちが新しいレーシングカーを走らせることになるなら、それは未来的な外観になるべきです。ジェットファイターのような装備ならそういうものになるでしょう」とコメント。だが「水滴や結露など全てことを考慮すべなので、さらなる開発が必要です」と課題も口にした。 関連:キミ・ライコネン、“ハロー”型の頭部保護システムを実車テスト
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