レッドブルのヘルムート・マルコは、レッドブルとトロ・ロッソにとって2016年のF1シーズンは“以降の一年”になると述べた。ヘルムート・マルコは「我々は両チームをF1に保とうとしている」と Sport Bild にコメント。レッドブルは、インフィニティのブランドを掲げたルノーのエンジンを使用するとされ、トロ・ロッソは2015年のフェラーリのパワーユニットを搭載するとみらえている。
だが、2017年にはその状況も変わってきそうだ。2017年にはより速いシャシーレギュレーションが導入されると同時に、FIAとバーニー・エクレストンは、2.2リッター ツインターボV6エンジンを供給する独占サプライヤーを参入させる計画を進めている。概要は金曜日に発表され、募集は11月23日まで行われる。現在、イルモアやコスワースといったメーカーの入札が予想されている。ヘルムート・マルコは「2016年は我々にとって移行の一年だ」とヘルムート・マルコは述べた。「2017年、我々は代替エンジンを期待している。ジャン・トッドとバーニー・エクレストンの二人ともが我々にそれを保証している」「より安く、自動車メーカーから我々を独立させることになるだろう」“クライアントエンジン”案にはフェラーリとメルセデスが強く反対しているが、レッドブルはFIAとバーニー・エクレストンが味方についていると強気の姿勢をみせている。「代替エンジンが我々がF1に留まるための条件だった」とヘルムート・マルコは Auto Motor und Sport に認める。次回の戦略グループの会議は“代替エンジン”のサプライヤーの募集が終了した一日後の11月24日に予定されているが、既存メーカーはFIAとバーニー・エクレストンとの契約を盾にその提案に反対するとみられている。「彼らがとても賢いと考えている人々もいるだが、我々も馬鹿ではない」とバーニー・エクレストンは述べた。 Auto Motor und Sport は、フェラーリは、既存のパワーユニットにより手頃なエンジンを搭載して、アルファ・ロメオのブランドでカスタマーに供給する和解案を考案していると報じている。