レッドブルは、2016年も現在のドライバーラインナップを継続するようだ。ダニエル・リカルドは、フェラーリへの移籍が噂されていたが、キミ・ライコネンがフェラーリとの契約を更新したことで、その話はなくなった。一方、今年、トロ・ロッソから昇格したダニール・クビアトは、前半戦で苦戦。ヘルムート・マルコも、ダニール・クビアトのパフォーマンスに疑問を投げかけていた。
しかし、その後、ダニール・クビアトは復調。ルノーエンジンの問題にも関わらず、ハンガリーで2位、モナコとベルギーでは4位と好成績を残した。11戦を終え、ダニール・クビアトは、ドライバーズランキングでチームメイトのダニエル・リカルドを上回る7位に浮上。チーム代表のクリスチャン・ホ^−ナーは、来年のダニール・クビアトのシートが保証されていることを示唆した。2016年のドライバーラインナップについてクリスチャン・ホーナーは「変更する理由は見当たらない」とコメント。「我々は決定を急いではいない。両ドライバーともに長期的な契約を結んでいる。良好な関係であり、うまくいっている」ライバルのメルセデスとフェラーリと比較して、性能に劣るルノーエンジンを搭載しているレッドブルは、2008年以降で最悪のシーズンを送っている。過去6年間のコンストラクターズ選手権で2位以内にいたレッドブルだが、セバスチャン・ベッテルのフェラーリ移籍、エイドアン・ニューウェイが第一線を退くなど、チームには変化があった。クリスチャン・ホーナーは、変化は不可避だったと語る。「それは進化だ。どんなチームやビジネスでも、進化し続ける必要がある。永久に何も変わらないということはない」「エイドリアンに関しては、わずかに異なるが、まだ非常に多く関与している。新たな才能も出てきている」「どのようなビジネスでも、進化を続けなければならない。我々はその進化の期間を経験している」現在、レッドブルは、シーズン序盤に苦しんだシャシーの問題を解決したと感じている。「スパではクルマはかなりうまく機能していた」とクリスチャン・ホーナーはコメント。「クルマにモンツァ仕様のリアウィングを搭載していたことを考えれば、特にちょっと隠し切れないセクター2においても、週末を通して我々は2番目に速いクルマだったと思う」「クルマのダウンフォース不足を考慮し、我々のライバルと比較したリアウイングのサイズを見れば、シャシーはかかなり適切なステータスにあることを証明している」
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