レッドブルのチーム代表クリスチャン・ホーナーは、姉妹チームのトロ・ロッソからのジュームズ・キーの引き抜きを否定。ミルトン・キーンズのテキニカルチームに変化はないと述べた。エイドリアン・スーティルが第一線を退いた今年、レッドブルはシャシー開発面において、ずっと予算の少ない姉妹チームであるトロ・ロッソに追い越されたことが明白になっていている。
実際、マックス・フェルスタッペンは、ジェームズ・キーがデザインしたSTR10は、グリッドでトップ3に入る優れたシャシーだと考えている。「一般的に、僕たちはハイダウンフォースのトラックではレッドブルと比較して強い」とマックス・フェルスタッペンは UOL Esporte にコメント。だが、トロ・ロッソとレッドブルは、ルノーのエンジン問題によって、ダウンフォースレベルを微調整することで補填することを強いられている。「僕たちの強さのハイライトはダウンフォースだ。特にカナダやオーストリアのようなトラックは僕たちにとって非常に非常に難しい」「メルセデスがどれくらいのダウンフォースを走らせているに関わらず、彼らはいずれにせよストレートが強い」しかし、レッドブルとトロ・ロッソには、予算、経験、そしてドライバーの賃金という点で大きな差がある。しかし、クリスチャン・ホーナーは、トロ・ロッソの2015年マシンの秘密であるかもしれないジェームズ・キーを引き抜くことには“まったく興味はない”と語る。「我々には強力なテクニカルチームがいる」とクリスチャン・ホーナーはコメント。「まだエイドリアンは進行している全てのことに関与しており、ロブ・マーシャル、ピエール・ヴァシェ、ダン・ファローズとともに力強いテクニカルグループがある。何かを変えたいとは思わない」「残念ながら、我々の競争力に最も大きく影響を及ぼすエレメントは、我々には管理できないものだ」とクリスチャン・ホーナーは、ルノーのパワーユニットに言及した。
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