レッドブルは、現在のレギュレーションが“スポーツを殺す”ものだと主張。F1を撤退する可能性もあると警告した。2013年までタイトルを4連覇したレッドブルは、開幕戦オーストラリアGPで厳しい週末を経験。ダニエル・リカルドは6位でフィニッシュ、ダニール・クビアトはレース前にマシンが故障した。
レース後、レッドブルのチーム代表クリスチャン・ホーナーは、F1の責任者らは、現在のエンジン性能を平等化するための行動を起こすことを検討するべきだと主張。ヘルムート・マルコは、レッドブルのオーナーであるディートリッヒ・マテシッツがF1への関心を失う可能性があると述べた。「毎年のように、我々は夏に再び状況を評価し、コストと収益を調べていく」とヘルムート・マルコはコメント。「完全に不満であれば、我々はF1を出て行くことを考える可能性がある」「マティシッツ氏がF1への情熱を失う危険がある」ヘルムート・マルコは、2014年に導入されていこう、メルセデスが支配的な強さをみせている現在のレギュレーションを批判した。「このパワーユニットは、F1にとって間違ったソリューションだ。たとえ、(レッドブルの供給元の)ルノーがリードしていても我々はそういうだろう」「テクニカルレギュレーションは理解できないものであり、あまりに複雑で高価だ」「我々はエンジニアのフォーミュラによって支配されている。我々はコストの削減も望んだが、それも実現していない」「エイドリアン・ニューウェイのようなデザイナーは、このようなエンジンフォーミュラによって去勢されている。このような規約はスポーツを殺す」トロ・ロッソも所有するレッドブルの撤退は、F1に深刻な結果をもたらすだろう。しかし、レッドブルは、少なくとも2020年までF1にコミットするという契約を結んでいる。
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