レッドブルのチーム代表クリスチャン・ホーナーは、エンジンサプライヤーであるルノーがマリオ・イリエンと仕事をしていることを認めた。 新しい“パワーユニット”時代のスタートでつまずいたルノーは、マリオ・イリエンに目をつけ、彼の企業イルモアと提携するとの噂が流れていた。マリオ・イリエンといえば、モータースポーツ界有数のエンジンスペシャリストの一人だ。
アブダビでは、マリオ・イリエンはレッドブルのガレージにいるところを目撃されていた。「ルノーがイルモアと仕事をするようになったのは素晴らしいことだよ」とクリスチャン・ホーナーは Auto Hebdo にコメント。「彼らはインディカーで類似した問題に直面した。マリオは多くの経験を持っており、フレッシュな視点で問題を見ることができる」 また、クリスチャン・ホーナーは、圧倒的なメルセデスを追うルノーのためにレッドブルがアクティブな役割を果たしていると述べた。 「モデリング、シミュレーション、エアフローのオプティマイゼーションなどだ。我々に経験があり、役に立てるエリアだよ」2015年のエンジンルールを変更する動きは失敗したため、メルセデスのライバルたちは何とかして改善の方法を見つけ出さなければならない。 一方で、ロータスは2015年にルノーからメルセデスへの転向を決めている。あるチームエンジニアは、この転向によって“85馬力の向上と18kgの軽量化”になると Auto Motor und Sport に明かしている。メルセデスのライバルたちが直面するジレンマだが、18日(木)にはストラテジーグループのミーティングが開かれることになっており、バーニー・エクレストンが彼らの救世主となるかもしれない。 バーニー・エクレストンは、2016年に向けてV6ターボそのものを撤廃しようとしている。 「全員を一部屋に集めて無記名投票を行えば、今のエンジン継続に賛成するのは1社しかいないだろう。それはメルセデスだ」バーニー・エクレストンは述べた。
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