レッドブルのオーナー、ディートリッヒ・マテシッツは、2014年のタイトル争いのために欠けているのは“最先端”のエンジンだけだと考えている。ディートリッヒ・マテシッツは、苦戦するエンジン供給元ルノーの唯一の代替案は、レッドブルが独自のエンジンを製造することだと述べた。現在レッドブルを悩ませている問題は全てルノーの新しいV6ターボ パワーユニットにあるかと質問されたディートリッヒ・マテシッツは「そうだ」とコメント。
「我々のマシンは今回も“最先端”だと思っているが、それを証明するためにはハードウェアとソフトウェアの両面で完璧なパワーユニットが必要だ」レッドブルは、4年連続でダブルタイトル獲得という成功を続けているが、その間でさえもレッドブルとルノーの間にはしばしば緊張が走っていた。レッドブルは、ルノーに代わるパートナーを考えているのかと質問されディートリッヒ・マテシッツは「おそらく、我々自身がエンジンを製造するしかない」と答えた。その一方で、ディートリッヒ・マテシッツは、レッドブルが素早くメルセデスを捕らえられるとの自信をみせている。「このプロセスが迅速に進み、第3戦までにメルセデスに追いつけると確信している。2014年のタイトル獲得がもはや我々のゴールではないと考える理由はない」また、今季これまでにフラストレーションを抱えているセバスチャン・ベッテルについても、レッドブルと共に嵐から抜け出すだろうと述べた。「我々と彼が一緒に過ごした5年間のうち、セバスチャンは4年と半年の間、勝てるクルマに乗っていた。彼にはこの段階をチームと一緒に切り抜けるために十分なキャラクターやプロ意識、忠誠心がある」関連:レッドブル、ホンダへのエンジン変更を否定
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