レッドブルは、F1中国GPの決勝レースで、セバスチャン・ベッテルが4位、マーク・ウェバーはリタイアだった。セバスチャン・ベッテル (4位)「最後のピットストップの後、前とはかなりの距離が開いているとチームから連絡があった。でも、後ろのクルマとも距離が開いていたので、最終ステージに賭けようということになった」
「ロングストレートに入ると、前方にヘヤピンへと曲がっていくルイスが見えた。少し距離が離れ過ぎていると思ったけれども、タイヤを交換したばかりだったので、明らかに彼よりはスピードがあった。あんなに僅かな差で負けたのにはちょっとがっかりした。あと数コーナーあれば、何かしらの手が打てたと思う。でも、今日の戦略はまあまあうまくいった。難しいレースになることは分かっていたし、クリーンラップが絶対に必要だということも分かっていたけれども、第1スティントではそれがなかったからね。ニコ(ヒュルケンベルグ)よりは速かったけれども、他のクルマを追いかけているとフロントタイヤを使い過ぎてしまうからね。その辺の調整が難しかったけれども、全体的には満足していいレースだったと思う」マーク・ウェバー (リタイア)「スタートは順調だった。かなり早い段階でソフトタイヤも脱いで、すごく順調に順位を上げていた。ジャンエリックとの事故については、僕は彼と適度な距離を保っていたのだけれども、ジャンエリックのラインがすごく広がっていたんだ。コーナーのアペックスが近づいて来て、彼がそこをヒットしようとした。もちろん、彼にはその権利があるのだけれども、その時には僕がすでにインに動いていたんだ。それで事故が起きた。ピットストップのタイミング的にはまだ数周早かったのだけれども、ピットストップしなければならなかった。ピットを出る時にはタイヤはちゃんと装着されていたはずなのだけれども、アウトラップでタイヤが脱落してしまった。今週末は問題が多かった。今日のスタートポジションからでも何かできたのでははないかと思うのだけれども、今日はそういう日じゃなかったんだね」クリスチャン・ホーナー (チーム代表)「セバスチャンはプライムタイヤでスタートすることを選択していたので、彼の前でスタートするクルマとは異なるレースとなることは分かっていた。第1スティントでセバスチャンはジェンソンを抜いたが、DRSゾーンでヒュルケンブルグがジェンソンとセバスチャンの2人を抜いた。これでかなりのタイムをロスしてしまった。このタイムロスがセバスチャンのレースの最後に影響した。これがなければ彼は表彰台に立てたはずだ。だが、それでも彼はとても力強いレースを戦った。ペースとタイヤをとても上手く調整しながら、最終ラップでは3位表彰台にあとひとつの所まで近づいていた。マークに関しては、昨夜の作業で大幅にクルマを変更してピットレーンからスタートしていたので、1周目にピットストップしてソフトタイヤからハードタイヤへ交換し、空気がきれいな場所に彼を置こうと考えた。その後の彼のペースは素晴らしかった。とても順調に順位を上げていたが、残念ながらジャンエリック・ベルニュとのアクシデントがあり、フロントウィングを破損し、ダイヤがパンクしてしまった。ノーズとタイヤを4本交換した後、マークからアウトラップに右リヤに問題があるという報告があった。もちろん、その後のピットレーンは大騒ぎだった。その後、右リヤがクルマから外れて、マークはリタイヤすることになった。クルマが戻ってくるまでは、原因を特定することは不可能だ」関連:F1中国GP 結果:フェルナンド・アロンソが今季初優勝