ビザ・キャッシュアップRBのレーシングディレクターを務めるアラン・パーメインが、角田裕毅のF1カタールGPのスプリント予選を振り返り、「高速セクションでかなりのタイムを失った」と説明した。フループラクティスを5番手で終えていた角田裕毅にはスプリント予選で上位進出が期待されていたが、20台で競い合うSQ1で適切なタイミングでアタックを行うことができず、カットラインまで0.071秒の僅差でSQ2進出を逃した。
ここまでの角田裕毅の進捗についてアラン・パーメインは「裕毅は今朝とても速く、マシンに特に問題はなく、バランスにとても満足していた」と語った。「だがその後、ターン12、13、14の非常に高速なセクションでかなりのタイムを失い、その結果、彼のラップはSQ1を突破するには十分ではなかった」チームメイトのリアム・ローソンは、角田裕毅とは対照的にSQ3まで進んだが、トラックリミット違反でタイムを抹消されるミスがあり、10番手でセッションを終えt。「リアムがSQ3に進出したことを祝福する。彼はラップごとに進歩し、コース、マシン、タイヤに対する理解も深まり、そのすべてを結集してトップ10入りを果たした」とパーメインはコメント。「ターン6でトラックリミットを数ミリ超えてラップタイムをロスしたのは少し不運だったが、明日は良いスプリントができると確信している」リアム・ローソン(10番手)「チームは今朝からパフォーマンスとペースの向上に全力を尽くしてきた。コース上での成果を目にすることができてとても嬉しい。SQ3でラップが抹消されてしまったのは残念だ。1ポジションではあるけど、明日はポイント獲得のために2つポジションを上げなければならない。でも、僕たちが成し遂げた進歩にはとても満足している。もちろん、常にさらなる向上の余地はあるので、今夜はそれに取り組む。今朝は短いロングランを行ったので、それらの数値を確認し、前進しようと思う。明日はコース上でのアルピーヌ、ハース、そして僕たちとの差は非常に僅かだ。コンストラクターズでは互いに争っているため、スプリントは非常に重要であり、今日得た自信を活かせるだろう」角田裕毅(17番手)「今日のスプリント予選はタフでした。もっと良い結果を残せたはずだったと思います。自分としてはできる限りのことはやりましたけど、残念ながらパフォーマンスを最大限に引き出すことはできませんでした。それでも、ここカタールではマシンに十分なポテンシャルがあると思いますので、もっと良い結果を残せたはずです。ミスは犯していませんし、何が起こったのかも理解しています。今夜はチームと一緒に今日の結果を分析し、そこから何かを学ぼうと思います」