ビザ・キャッシュアップRBのレーシングディレクターを務めるアラン・パーメインが、2024年F1第11戦オーストリアGPのスプリント予選を振り返った。前戦バルセロナでアップグレードが機能しなかったRBは、60分間のプラクティスで2台に異なるパーツを搭載して解決策を見出すことに努めた。
スプリント予選では、ダニエル・リカルドがSQ1で16番手で敗退した一方で、角田裕毅はSQ2に駒を進めた。しかし、SQ1でフロアにダメージを負ったことが響き、SQ2では14番手と振るわなかった。「ガレージの両サイドでさまざまな理由から、我々にとって厳しいスプリント予選セッションとなった」とアラン・パーメインはコメント。「バルセロナでの厳しい週末の後、今朝いくつかの実験を行ったが、多くのことを学ぶことができ、非常に有益だった」「ダニエルはスプリント予選セッションにむけて多くの変更を行ったが、1セットのタイヤで走るのは常に難しい。マシンのパフォーマンスを最大限に引き出すには、最初のラップを完璧にこなす必要があることはわかっていた。しかし、長い週末なので、明日のスプリントでさらに学び、夕方には予選でもう一度チャンスがある」「裕毅は残念ながら、SQ1の2周目でコースアウトし、フロアを損傷してしまった。それがなければ、もっと上位に食い込めていたはずだ。今夜のうちにフロアを修理し、明日には完璧なマシンを用意するつもりだ」