ザウバーに復帰して最初のテストを終えたキミ・ライコネンは、チームには2019年に“素晴らしいF1マシン”を造るために必要なすべてのツールが揃っていると考えている。フェラーリとの5年間の第2スティントを終えたキミ・ライコネンは、2019年から複数年契約を結んで自身が2001年にF1デビューを果たしたザウバーに復帰する。
先週、キミ・ライコネンはアブダビで行われたピレリのタイヤテストでザウバーの2018年F1マシンをテストした。現在、ザウバーは厳しい数年間を経て再建の途中にあるが、キミ・ライコネンは、ヒンウィルの最先端施設とチーム代表のフレデリック・バスールが施した変更によってチームは印象的な場所にいると考えている。サンクトペテルブルクで開催されるFIA受賞式を控えた12月7日(金)、キミ・ライコネンは「とても興奮している」とコメント。「以前にチームにいたことがあるけど、今は異なる人々がたくさんいるし、まったく異なっている」「もちろんファクトリーには数年前に仕事をしていた人たちもいる。正確な人数はわからないけどね。記憶力は悪い方だけど、みんなのことは覚えているし、会えてうれしいよ」「彼らにはすべてのツールが揃っている。素晴らしい風洞があるし、素晴らしいクルマを造るためのすべてが備わっている。もちろん、僕たちにはフェラーリ エンジンがあるし、どのようなものを得られるかはわかっている」「僕たちがそこから良い仕事ができないという理由は見当たらない。来年どうなるか見てみよう」今年のフェラーリとザウバーのマシンのパフォーマンス差は明らかだが、ザウバーの2018年マシン『C37』を経験したキミ・ライコネンは、フェラーリ 『SF71H』とまったく違うわけではないと説明する。「僕が使ってきたものと非常に似ていると感じた」とキミ・ライコネンはコメント。「違うクルマだし、見た目の少し違うけど、正直、違うというフィーリングはほとんどなかった。もっと大きな違いがあると予想していたかもしれない」「タイヤをテストしただけだし、セットアップ作業はあまりやらなかった。とにかくどのような感じかを確認するために周回を重ねた。最初の経験としてはOKだった」
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