キミ・ライコネンのマネージャーを務めるスティーブ・ロバートソンは、ライコネンは2019年にザウバーでレースをすることに完全に意欲的であり、フェラーリのシートを失ってもF1から引退するつもりなどなかったと明かした。来月で39歳になるキミ・ライコネンは、今シーズン限りでシャルル・ルクレールにシートを明け渡す形でフェラーリを離れ、来シーズンからは2001年にF1デビューを果たしたザウバーと2年契約を結んで現役を続行することが決まっている。
多くのオブザーバーは、フェラーリのF1シートを失った場合、キミ・ライコネンはF1から引退すると考えていたが、スティーブ・ロバートソンは、ライコネンにはF1を引退することも他のカテゴリーでレースをするといいう考えもなかったと述べた。「キミはF1カーをドライブしたいと思っているし、それを愛している」とスティーブ・ロバートソンはコメント。「人々は驚いている。何年もフェラーリで走ってきたので、大部分の人々が引退して、ヨットに乗って、残りの人生を楽しむと考えていたからね」「だが、彼はF1カーをドライブすること、そして、そこから得られる興奮を愛している。キミは最前線で活動することを愛している。それができないのであれば、モトクロスに乗りたがるだろう。だが、これは彼にとって最高峰だ。フェラーリでそれが実現しないとわかり、彼は契約を結ぶことを望んだ」「ザウバーの状況も見なければならない。今では彼らには後援者がいる。2年前にチームがぶら下がっているような状況のときに彼はそこに行っただろうか? 第1に彼らには彼を雇う余裕さえなかったし、第2に船は沈みかけていた。今、彼らはF1の大スターでワールドチャンピオンであるキミを獲得した。それは彼らの意向、どこに行きたいかを示している」「彼にとっての焦点はチームを前進させることだ。チームをさらに前進させるために我々が必要とするものはあるだろうか?」スティーブ・ロバートソンは、キミ・ライコネンがたとえ勝利に挑めるクルマを得られなかったとしても不満を示すことはないと確信していると語る。「個人的にそうなるとは思わない。彼は状況を改善するためにチームと仕事をしていくだろうからね」とスティーブ・ロバートソンはコメント。「彼は現実としてどこに入るのかを知っている。彼は不満を示すことはないだろう。彼は自分には彼らを助けられると感じたので、それを選んだ」「みなさんとは異なる考え方をしていると思う。今、より大きなチームとの格差は広がっていると言えるだろう。今、今後2年間で7位を獲得できると言うならば、私ならそれにサインするだろう。絶対的にそれがベストだからだ」「現実的でなければならない。彼は彼らの成長を助けることに誇りを持っている。彼はかなり異常なレースでもない限り、勝利が実現しないことを理解している。だが、彼には開発面で提供できることはたくさんある」「フェラーリとは異なる役割であることをわかっている。キミのノウハウ、開発への焦点は、彼らが望んでいる場所にはるかに早い方法でたどり着くための助けになるだろう」
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