元F1ドライバーのマーティン・ブランドは、キミ・ライコネンのザウバー移籍には“少し驚いた”とし、それはF1到達を目指している若手ドライバーに害を与えると感じている。フェラーリのシートを失った場合にはF1引退も噂されていたキミ・ライコネンだったが、F1デビューを果たしたザウバーとの2年契約が発表だれ、2020年までは現役を続けることになった。
キミ・ライコネンと交代するかたちで20歳のシャルル・ルクレールがフェラーリに移籍することになったが、マーティン・ブランドルは、ライコネンが41歳までレースをするという契約は他の若い才能たちの妨げになるものだと考えている。「F1へのガードは少し変わってきている」とマーティン・ブランドルは Sky Sport News にコメント。「ルクレールの移籍は理にかなっている。ベッテルにエネルギーを与え、チームにエネルギーを与えるだろう。ルクレールは20歳であり、フェラーリは将来に必要なものとして彼を準備することができる」「ライコネンは人気もあるし、素晴らしいドライバーだ。だが、ある意味、私は彼には別の場所に移動してほしかった。現時点で多くの素晴らしい若手が来年のシートがない状況だからね」「エステバン・オコンはその良い例だ。ストフェル・バンドーンもそうだし、ジョージ・ラッセルもF2世界選手権をリードしている」「もうライコネンにとってはゲームの終わりがはっきりしている。ザウバーへ移籍し、彼は41歳になる。彼が移籍したことに少し驚いている」「だが、私は彼がレースを続けたいと思っていることを称賛している。ただ、これが彼にとってあまりに遠すぎるステップにならないことを願っている」シャルル・ルクレールのフェラーリ移籍が実現した場合、フェラーリの契約ドライバーであるアントニオ・ジョヴィナッツィがザウバーのシートを獲得するとも噂されていた。フェラーリとザウバーのドライバーの発表があったことで、2019年にドライバーラインナップが変わらないチームはメルセデスだけになる可能性がある。関連:ザウバー、キミ・ライコネンとの2020年までの契約を発表!