キミ・ライコネンは、F1ドイツGPでのフェラーリからの無線での指示がセバスチャン・ベッテルを先に行かせてほしいのかはっきりしなかったと不満げに語った。フェラーリは、キミ・ライコネンをセバスチャン・ベッテルよりも11周早くにピットに入れてタイヤを交換している。フレシュなタイヤでライコネンの後ろを走るベッテルは何度も無線で後ろを走ることでタイヤがダメージを負っていると不満を述べていた。
キミ・ライコネンがレースをリードしていた39周目、フェラーリは2番手を走行していたセバスチャン・ベッテルと順位を入れ替えることを無線で示唆したが、エンジニアのジョック・クリアの回りくどい言い回しにキミ・ライコネンは愚痴をこぼしていた。ジョック・クリアキミ、こちらジョックだ。タイヤを労わる必要があることはわかっていると思う。2台ともタイヤを労わる必要がある。二人は戦略が異なる。君のトラック戦略はわずかに異なる。我々はセブを抑えてほしくない。キミ・ライコネンどういう意味かわからない。何をしてほしいんだ?ジョック・クリアでき限りタイムを失いたくない。セブは自分の方が速く走れると言っている。だが、彼はタイヤを痛めている。君もそうだ。我々はタイヤを労わる必要がある。キミ・ライコネン彼を先に行かせてほしいのか? それならそう言ってくれ。「僕たちには特定のルールがあるけど、十分にはっきりしていなかった」とキミ・ライコネンはコメント。しかし、キミ・ライコネンは、レースがドライのままであれば、2度目のピットストップを行わなければならない可能性があり、ベッテルを先に行かせることでタイムを失うことを懸念していた。「スピードはあったし、レースではピットストップするのが理想的ではない瞬間も少しあった」だが、レース後半に雨が降り、セバスチャン・ベッテルは雨でグリップを失ってクラッシュリタイアを喫した。最終的にキミ・ライコネンは3位でレースをフィニッシュした。「そうだね、それが起こったことだ。最終的にあまり多くは変わらなかった。雨が降ってトリッキーだったし、いくつかの場所はかなり滑りやすかった」キミ・ライコネンは、軽く濡れた路面でのウルトラソフトのグリップに驚いたと語る。「過去にあのような雨量ではとても難しいことがあったけど、グリップには驚いた。どの場所にグリップがあるのかを把握するのはとても難しかった。通常、速く走っていて、突然グリップがなくなって、どうにもできなくなることがある」「まだ雨は降っていたしけど、それなりのグリップがあったし、タイヤはまだ冷えていたけど、ウルトラソフトはあのような雨のコンディションでかなりうまく機能していた」「通常、あのような雨量ではかなり滑りやすい。そうだね、いくつかの場所は滑りやすかったけど、大部分でグリップがあった。過去に覚えていることからすれば、かなり驚きだった。通常であればかなりすぐに滑りやすくなってしまうからね」「ブレーキング中にバックマーカーのザウバーの一台と少し危険な瞬間があったし、バルテリに抜かれてしまった。簡単なレースではなかった」「完走できて満足している。ちょっとがっかりしているけどね。でも、今日はそれを受け入れて、次またトライするつもりだ」
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