キミ・ライコネンは、来季以降もF1、そしてフェラーリに残りたいとの意思を示した。まだ2017年シーズンは始まったばかりだが、37歳のキミ・ライコネンの将来について話題となっている。F1中国GPを前にキミ・ライコネンは「自分が運転を楽しんでいて、仕事を求められる限りは、F1に留まるつもりだ」と Spped Week に語った。
“仕事を求められる”というのはキミ・ライコネンにとって重要な鍵となるかもしれない。フェラーリのリザーブドライバーを務めるアントニオ・ジョビナッツィは、F1オーストラリアGPでパスカル・ウェーレインの代役としてザウバーでF1デビューを果たし、印象的なパフォーマンスをみせた。フェラーリは、来年アントニオ・ジョビナッツィをフルタイムで起用するために経験を積ませているとの見方もある。セバスチャン・ベッテルとフェラーリの契約は2017年末で期限切れとなり、メルセデスへの移籍するとの憶測を呼んでいる。ベッテルが移籍した場合、ライコネンはフェラーリに残留できるかもしれない。だが、マクラーレン・ホンダとの契約が切れるフェルナンド・アロンソ、メルセデスのシートを失う可能性もあるバルテリ・ボッタスなど、グリッド最年長のキミ・ライコネンが2018年もフェラーリの赤いレーシングスーツに袖を通すには最大限の努力が必要になるかもしれない。