キミ・ライコネンは、彼の苦戦を伝えるメディアの報道は誤解を招くものであり、クルマの競争力が足りないだけだと述べた。今シーズン、フェルナンド・アロンソとキミ・ライコネンがパートナーになることで、チームメイト同士のバトルに大きな期待が寄せられていたが、これまでのところキミ・ライコネンはチームメイトに見劣りしており、F14 Tで本領を発揮できていないように見える。
報道では、キミ・ライコネンがブレーキ・バイ・ワイヤ・システムやドライビングスタイルを新しいマシンに適応させることに苦しんでいると伝えられているが、実際の問題はマシン自体のペースだとキミ・ライコネンは述べた。クルマの問題について質問されたキミ・ライコネンは「皆さんがあれこれ言っていることが毎回正しいわけではない」とコメント。「確かに僕たちには問題があるし、理想とするような速さはない。もっとレースに勝っていなければいけないはずなのにできていないので、いろいろと細かい修正が必要だ。それらを修正できれば、望んでいるところに立てるだろう。でも、数週間では無理だ」「たとえレースやチャンピオンシップに勝ったとしても、満足はできないものだ。常に修正できる部分は残る」2014年中の優勝は可能かと質問されたキミ・ライコネンは「さあね。予想なんてどうでもいい」とおなじみのフレーズを口にした。だが、キミ・ライコネンは、フェラーリは進歩していると信じており、そろそろ効果が表れ始める頃だと述べた。「後は良くなるだけであることを願っている。正しい方向に行っているのは明らかだけど、それが結果に表れていない。でも、自分たちのやっていることはわかっている。一歩一歩良くなっている」「メルセデスにチャンピオンシップで対抗するのは難しい。間違っているかもしれないけど、だいたいはそうだ。過去に形勢が変わるのも見てきているけどね」「僕たちは良くなっていくだけだ。全てのレースでベストを尽くす。そうすれば勝利やポディウムも近づいてくるかもしれない」
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