キミ・ライコネンは、休暇を終えてロータスF1チームのファクトリーを訪問。最近の開発物を確認するとともに、2013年マシンのモックアップを確認した。キミ・ライコネンのレースエンジニアを務めるマーク・スレイドが、ファクトリーでのキミ・ライコネンの作業について語った。「今日のキミの主なプライオリティは、来季マシンの基本的なモックアップに座ることだった」とマーク・スレイドは説明した。
「2013年にむけてドライバーポジション面でいくつか再考しており、コンセプトをさらに煮詰めていく前にそれをテストしたかった。早いように思えるかもしれないが、後になってデザインプロセス全体が遅れてしまうよりは、そのようなことはむしろ早めにやっておいた方がいい。この段階で我々は非常に基本的な特徴を評価している。我々が検討している変更は彼にとって問題なさそうだし、まったく問題がなかったのは良いニュースだ! 特に技術面などの対処することは彼にとっての喜びだ」当然、ファクトリーでは次戦F1中国GPにむけての準備もなされている。「上海の前に状況について軽く話をする機会もあった。それはパワーステアリングについての議論、我々がそのために何を予定しているか、次のレースで予定している開発、またダンパーの改良などが含まれていた。中国で予想していること、どのような期待をしているかの簡単な概要を彼に伝えた」「キミは常に上海で非常にうまくやってきた。前回彼とあそこで仕事をしたのは2006年だ。彼は技術的なトラブルでリタイアするまでウェト/ドライで2位で力強い走りをしていた。それは本当に残念だったが、それ以前にも2004年は3位、2005年は2位と彼はあそこで常に良いパフォーマンスをみせている。もちろん、2007年は優勝している」最後にキミ・ライコネンは、まもなく完成を予定しているロータスの新しいシミュレーター「 Driver-in-the-Loop」にも立ち寄った。