レーシング・ポイントF1は、バスケットボール界のレジェンドであるマイケル・ジョーダンの元マーケティング責任者を務めたジェファーソン・スラックを新しいコマーシャルディレクターとして採用した。2021年のアストンマーティンF1へのブランド変更に先立って、レーシング・ポイントF1はチーム体制を強化。すでにセルジオ・ペレスに代わって4回のF1ワールドチャンピオンであるセバスチャン・ベッテルが来季からチームに加わることを発表している。
アメリカ人のジェファーソン・スラックは、スポーツマーケティングとビジネスにおいて30年以上の経験があり、1990年代はマイケル・ジョーダンのマーケティング活動の責任者を務めていた。その後、ジェファーソン・スラックはサッカー界へと活動の場を移し、イタリア・セリエAのインテル・ミラノのCEOを4年間勤めた後、ワッサーマン・メディア・グループやIMGといったスポーツマネジメント企業の最高幹部のポジションを歴任した。最近では、MotoGPの商業権所有者であるドルナ・スポールの商業顧問を務めていたジェファーソン・スラックは、新たなに新設されたコマーシャルディレクターとしてレーシング・ポイントF1に参画。シニアマネジメントチームを強化し、チーム代表兼CEOのオトマー・サフナウアーの直属となる。レーシング・ポイントF1のチームのオーナーであるローレンス・ストロールは「今シーズンにコース上で果たした進歩、そして、アストンマーティンF1チームとしての新たなリニューアルにより、我々はF1の最前線にある象徴的な新しいスポーツプロパティを生み出すためのユニークな機会を得た」とコメント。「我々は、将来のグローバルなコマーシャルおよびマーケティングの機会を完全に実現する手助けとなるジェファーソン・スラックを任命できたことを嬉しく思う」ジェファーソン・スラックは、レーシング・ポイントF1を「F1だけでなく、スポーツ業界全体で最もエキサイティングな商機の1つ」と呼ぶ。「我々はアストンマーティンF1チームで象徴的な新しいスポーツブランドを構築することを目指しており、その過程で他のブランドやパートナーのためのユニークなグローバルマーケティングプラットフォームを構築できると確信している」「ローレンスとオトマーと協力して、ワールドクラスのコマーシャルおよびマーケティングチームを構築することを楽しみにしている」今年、レーシング・ポイントF1はこれまでで最も成功したシーズンに向けて順調な戦いを見せており、9戦で1回の表彰台を獲得してコンストラクターズ選手権で4位につけている。チームは、今年始めのローレンス・ストロールのアストンマーティンへの投資に続き、2021年シーズンからアストンマーティンF1チームとしてブランド変更される。
全文を読む