アストンマーティンが、DTM(ドイツツーリングカー選手権)から突然の撤退を発表したことで、レーシング・ポイントF1チームであるローレンス・ストロールによる買収の噂が加速している。アストンマーティンは、R-MotorsportとのDTM参戦をわずか1年で終了。2020年シーズンに先立て、ゲルハルト・ベルガーが運営するDTMへの参戦メーカーはBMWとアウディの2社だけとなった。
R-Motorsportのチーム代表を務めるフロリアン・カメルガーは「当社のモータースポーツプログラムの再評価の結果、勝利あの新しい優先順位を設定したいという結論に達し、DTMへのコミットメントはこれには適切ではないという結論に至った」と Kolner Express に語った。このニュースによって、ローレンス・ストロールによるアストンマーティン買収の噂がさらに加速。現在、アストンマーティンはF1でレッドブル・レーシングのタイトルスポンサーを務めている。Bloomberg は、すでに中国の投資家たちによるアストンマーティン買収への関心が薄れており、2億ポンド(約285億円)の出資を打診しているローレンス・ストロールがフロントランナーに躍り出たと報じている。当初、ローレンス・ストロールによるアストンマーティンの買収によって、レーシング・ポイントF1チームがリブランディングされると報じられていた。しかし、最近の報道では、ローレンス・ストロールとメルセデスのF1チーム代表であるトト・ヴォルフが、撤退が噂されているメルセデスのワークスチームの買収を画策しているとされ、現メルセデスF1チームがアストンマーティンにリブランディングされるとも噂されている。