レーシング・ポイントF1チームは、2020年F1マシンを2月17日に発表する。しかし、開発に新たな経済的余裕を得たが、新車『RP20』は先代マシンと大きな変更はないようだ。2018年シーズン途中に財政難に陥ったフォース・インディアをローレンス・ストロール率いるコンソーシアムが買収してレーシング・ポイントとして生まれ変わったチームは、その影響もあり、2019年シーズンに飛躍を遂げることができなかった。
レーシング・ポイントF1チームの2020年F1マシン『RP20』は、新体制と新たな財源によって開発される完全に最初のマシンとなるが、チーム代表を務めるオトマー・サフナウアーは、マシンは根本的に異なるものになるわけではないと語る。「レギュレーションが変更されないので、今年は白紙な状態というわけではない。我々は7月に本格的に2020年マシンの開発をスタートしたので、早めの切り替えが助けになることを願っている。だが、マシンは継続となる」とオトマー・サフナウアーは RACER にコメント。「レギュレーションが変わらないことが、それが我々の助けになるのか、仇となるかはわからない。だが、冬の間にミッドフィールドのライバルよりも速いペースで開発する必要があるのは確かだ。そこが肝となるだろう。だが、我々は2019年後半にそれを成し遂げたと思っているし、それを継続できれば、良い状態にあるはずだ」オトマー・サウナウアーは、予算と開始位置によってマクラーレンやルノーなどを開発で上回るのは難しいことだと認めるが、レーシング・ポイントF1チームは昨年のクルマでどれだけ改善できるかを明確に示したと語る。「ポジティブなことは、年初のマシンは経済的な問題で開発されたことだ。そこにアップデートを加え始めた残りのシーズンは、新しい財務構造でマシンを改善するのに十分なお金があった」「中盤では非常にタイトだったが、アブダビでベスト・オブ・ザ・レストだったのは良いことだ。シーズン最後戦でチェコ(セルジオ・ペレス)は、ベスト・オブ・ザ・レストで7位でフィニッシュした。チェコの前の全員がトップ3チームのドライバーだった。それは2020年への希望と励ましを与えてくれる」
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