レーシング・ポイントF1チームは、F1ベルギーGPの決勝レースで、セルジオ・ペレスが6位、ランス・ストロールが10位でレースを終えた。オトマー・サフナウアー(チーム代表)「モータースポーツ界にとっては難しい週末となったが、今日は素晴らしいショーを披露でき、アントワーヌを最高の形で追悼できたことに満足している。昨日言ったように、2台揃って入賞することは達成可能だと思っていたし、最後の最後に後退があったが、今日は実際にそれを成し遂げることができた」
「セルジオの戦略はうまく機能したが、ファイナルラップでよりフレッシュなタイヤを履いていたアルボンにやられてしまい、6番手に甘んじるしかなかったが、それでも、素晴らしいな試みだったと思っている。ランスは異なる戦略を採り、2回目のピットストップを遅らせたおかげで猛チャージをかけ、最後の1ポイントを手にした。我々たちにふさわしい結果だと思っているし、週末を通して示してきたスピードを反映した結果だ。ここではマシンがはるかに競争力があった。今回も過去数回のイベントを通して我々が成し遂げてきた進歩を示せたと思う」 セルジオ・ペレス「僕たちのファミリー、コミュニティーにとって非常に悲しい1日だったのは間違いない。今日ここにいることを心から楽しめた人はいないと思う。僕たちにできるのは、このレースをアントワーヌに捧げることだけだ。彼と彼の家族、友達にはそれがふさわしいと思う。金曜日に起きた問題のことを考れば、チームにとっては良い結果だった。最初から最後まで厳しいレースだったけど、多くのポイントを獲得できたし、今後のレースに向けて良い勢いをつけて終えることができた。スタートはちょっとしたカオスだったし、それを避けるため外側に大きく膨らんでしまい、2~3つ順位を落とすことになった。そこからは取り戻すためにずっと戦い続けた。アタックモードに入って多くのクルマをパスし、5位の可能性も見えていた。でも、最後はアルボンがとても手強かったし、彼を抑え切れなかった。僕たちは非常にアグレッシブな戦略を立てていたし、それがレース終盤に代償を払うことになった。ファイナルラップでポジションを失うのはいつだって辛いけど、やれるだけのことはやった。全体的にポジティブなパフォーマンスだった。僕たちは通常スパで調子がいいので、これから自分たちがどんなレースができるか楽しみにしている」ランス・ストロール「僕たち全員にとって簡単な週末ではなかった。アントワーヌの家族にお悔やみを伝えたい。彼を記憶に留めておくいいレースができたと思うし、僕たちにとっては競争力のある午後だった。2台ともトップ10に入り、チームも多くのポイントが獲得できた。僕も16番グリッドからポイントを獲得できてとてもうれしい。でも、レース全体にわたってトラフィックに引っかかってしまったし、ちょっとイライラする展開でもあった。戦略が異なるクルマの後ろにいて、クリーンなエアで本気で攻めるのが難しかった。今考えれば、そのせいでクビアトやアルボンたちに対してレースタイムをかなり失ったと思う。彼らはレース中に僕たちの前に出たからね。それでも良いバトルができた。終盤、ガスリーの真後ろについてあと少しで抜けるところだった。ファイナルラップでイエローフラッグが出なければ彼を抜くことができていたと思う。でも、良いレースだった。最初から最後までとても興奮したし、楽しかった」関連:F1ベルギーGP 結果 | ルクレールがF1初優勝&フェラーリ今季初勝利
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