レーシングポイントは、2019年のF1世界選手権の開幕戦オーストラリアGPまでに“大幅なアップグレードパッケージ”を導入することを計画しているとレースドライバーを務めるセルジオ・ペレスは語った。これまでフォースインディアとして知られていたチームは、昨年夏に財政破綻に陥り、ローレンス・ストロール率いるコンソーシアムが買収。今年からレーシングポイントとして参戦を開始する。
カナダの大富豪であるローレンス・ストロールは、チームに健全な予算を投入することを約束している。セルジオ・ペレスは、チームが必要としているアップグレードや開発に資金を費やすことができるようになったことが成果を挙げ得ることを期待していると語る。ローレンス・ストロールの資金はチームに違いをもたらすと思うかと質問されたセルジオ・ペレスは「まあ、イエスであり、ノーとも言える」と RACER にコメント。「イエスの部分は、僕たちはメルボルンで大規模なアップグレードパッケージを投入するためだ。ノーの部分は、過去と同じように僕たちはパーツがとても制限されているからだ」「今は・・・単純にパーツが不足しているので走行距離は短くなるだろう。僕たちはあまりリスクを犯したくないと思っている」「でも、僕たちにとって最も重要なのは、バランスがどうなっているか、どうすればクルマをもっと良くできるか、どうすればもっと快適にできるかを理解することだ。その点に関しては良い進歩を遂げたと思う」レーシングポイントは、F1プレシーズンテストで下から2番目の走行距離であり、タイムシートでも後方に沈んだ。しかし、セルジオ・ペレスは他の多くと同じようにタイムシートはそれほど意味をなさないと語る。「僕たちはテストがどういうものかを知っている。でも、周りにいくつかサプライズがあったのは確かだ。ミッドフィールドはかなりタイトだと思うけど、何かを語るにはまだ時期尚早だ」とセルジオ・ペレスはコメント。「アルファロメオはミッドフィールドでとても強いと思うし、ルノー、トロロッソもそうだ。もう遅いチームはいない。今はどのチームにも大きなサプライズを起こす可能性がある」