ポルシェは、フォーミュラE 第3戦 メキシコシティE-Prixでの1-2フィニッシュで初勝利を収めた。エルマノス・ロドリゲス・サーキットで開催される第3戦では、パスカル・ウェーレオンがポルポジションからスタート。中間地点では3位となるが、レース戦略とエネルギー管理が成果を挙げトップでフィニッシュ。ポルシェにフォーミュラE初勝利をもたらした。
チームメイトのアンドレ・ロッテラーも2位でフィニッシュし、最終的に、2台のポルシェ99Xエレクトリックレースカーは、後続よりもほぼ10秒早くフィニッシュラインを通過して1-2フィニッシュを達成した。この結果、ドライバーランキングで、パスカル・ウェーレインが3位、アンドレ・ロッテラーが4位に浮上し、ポルシェはチームランキングを3位に順位を上げた。マイケル・シュタイナー(ポルシェAG 研究開発担当理事)「この勝利により、ポルシェのフォーミュラEプロジェクトは史上初の最高記録を達成した。我々は皆、この歴史的な瞬間に向けて努力し、信じられないほどの量の仕事と努力を費やしてきた。過去に何度か非常に近づいた後、今日、我々はこれに対する報酬を獲得した。チーム全体、つまりレーストラックとヴァイサッハでおめでとうと言いたい」トーマス・ローデンバッハ(ポルシェ モータースポーツ副社長)「我々はこの日を長い間待っていた。新シーズンの第3戦でこの驚異的な成功を収めたという事実は、世界選手権のタイトルに目を向けると特に価値がある。パスカル・ウェーレイン、アンドレ・ロッテラー、そしてチームの大勝利におめでとうと言いたい。私はすべてのチームメンバーとヴァイサッハのすべての従業員を誇りに思っている。誰もがこの勝利のために一生懸命働き、我々のプロジェクトへの信頼を失うことはなかった。また、フォーミュラEに参加して以来、スポンサーやファンからのサポートにも感謝したいと思う」フロリアン・モドリンガー (ファクトリーモータースポーツ フォーミュラEディレクター)「今日はポルシェの記念となる日だ。チームは再び非常に集中し、レーストラックのドライバーと協力して、ヴァイサッハで行われた優れた準備作業を成功裏に実施した。週末は最初のフリープラクティスでのアンドレの最速タイムから、予選でのパスカルのポール獲得パフォーマンス、そして、レースでのこの圧倒的な1-2の達成まで完璧に実行された。ドライバーは完璧な仕事をし、我々が期待するパフォーマンスを実現した。彼らが最初にポジションを失ったときでさえ、チームは落ち着いていた。クロージングフェーズでは、彼らは手に入れたエネルギーの利点を利用して、再び順位を上げ、この1-2の結果を大きなマージンに締めくくることができた。また、フォーミュラEプロジェクトの最初からすべての準備作業を行い、チームを構築してくれたアミエル・リンドゼイにも心から感謝します。」パスカル・ウェーレイン(優勝)「過去にメキシコで2回優勝に近づいていたので、今回はうまくいったことをうれしく思う。チームは素晴らしい計画を立ててくれたけど、最初はそれがうまくいくかどうか完全には分からなかった。もちろん、昨シーズン以降、プレッシャーにさらされていた。でも、僕たちが希望を失うことはなかった。僕たちには良いパッケージがあり、すべてが1つの週末に完全にまとまれば、勝てることを知っていた。それが今日起こった。この勝利がチームに新たな自信を与えることを願っている。この勢いを次のレースに持ち込むことができ、これからは少し楽になることを願っている」アンドレ・ロッテラー(2位)「これはチームにとって素晴らしい結果だ。誰もが多くのハードワークを注ぎ込んできた。昨シーズンの浮き沈みは僕たちにとって簡単ではなかったけど、今ではすべてがうまくいった。どちらのマシンも最初の練習セッションからうまく走った。この1-2の結果で、僕たちは世界選手権のタイトルの真剣な候補であることを示した」
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