ポルシェは、2017年のFIA世界耐久選手権(WEC)を戦うLMP1マシン『919ハイブリッド』を発表した。ポルシェは31日(金)、モンツァ・サーキットにおいて、2017年を戦う919ハイブリッドを発表。カーナンバー1はニール・ジャニ、アンドレ・ロッテラー、ニック・タンディ、カーナンバー2はティモ・ベルンハルト、アール・バンバー、ブレンドン・ハートレーがトリオを組む。
ポルシェは、900 PS(662 kW)超のパワーを持つLMP1マシン、919ハイブリッドの完全な見直しを行い、2017年シーズンにル・マン24時間とFIA世界耐久選手権の3年連続制覇を目指している。「私達はハットトリックを狙います」とLMP1担当副社長のフリッツ・エンツィンガーは力強く宣言し、ヴァイザッハで働く260人強のチームに究極のゴールを設定した。 「シリーズ全9戦の1戦1戦が厳しいチャレンジです。勝利を手にするためには信頼性が基本的な必要条件となります。6時間にわたって、クラスが異なり速度差のある多数のマシンの間を縫うように走行するため、毎戦が予断を許しません。最終的にはわずか何秒かの差が勝利の分かれ目になることもあるでしょう。そしてシリーズの頂点を極めるのが、ほかのレースの4倍もの長い時間で争われるル・マンです。この24時間レースはドライバーとマシンの双方を極限まで追い立てます。2017年シーズン、最上位のLMP1カテゴリーにおいてはトヨタが手ごわいライバルとなることでしょう。我々は隅々まで改良を施したポルシェ919ハイブリッドと6人のトップドライバーから成るチームで、ライバルを迎え撃ちます」