ピレリは2011年から2013年の3年間、F1にタイヤを供給いたします。FIA、チームの代表組織であるFOTA、そしてF1の運営権をもつFOMはピレリの技術面・運営面での安定性を保証する提案を評価し、ピレリを単独サプライヤーとして選択しました。FIA世界モータースポーツ評議会は現行のF1レギュレーションを修正し、ピレリは新たに6種類のタイヤをチームに供給いたします。さまざまなドライ路面に適応するようにコンパウンドの異なる4種類のスリックタイヤ、ヘビーレイン用のレインタイヤ、そして、濡れた路面やライトレイン用のインターミデ...
ピレリのF1復帰は将来を見据えた活動です。それは、各チームとのコラボレーションが革新的な新しいタイヤの研究開発というこのエキサイティングなプログラムの根幹となるためです。ピレリはまた、F1への登竜門としてよく知られているGP2世界シリーズにも2011年から2013年までの3年間のタイヤ供給を行います。従って、2011年にはF1、GP2、GP3という世界の最もプレステージ性の高いレース全てにタイヤの単独供給を行うことになります。ピレリは最先端のテクノロジーの結晶であるF1へのタイヤ供給にあたり、コミュニケーション活動にも重要な投資を予定しております。この活動はF1が催される南米、中東、アジア・パシフィックといった新興市場でのピレリタイヤのブランド力向上にも貢献します。昨今の経済危機はすべてのチームに製造コストと物流コストを公平にシェアしてもらうという現実的かつ協力的な路線に方向転換させました。F1へのタイヤ供給は、ピレリの長期的は財政戦略を崩すことなくブランドの商業的・産業的成長をサポートしていくでしょう。また、ピレリの中核となるこのダイナミックな活動はF1に興味をもつ世界中のさまざまなメディアでの露出が期待でき、ピレリブランドへの投資に対する最高のリターンを得る絶好の機会となるでしょう。この新しいF1での合意は、1907年のパリ・北京ロードレースでの勝利から始まったピレリの世界のモータースポーツ活動における最高の栄誉です。ピレリは現在、乗用車・オートバイの最も重要な世界選手権のいくつかにも単独供給を行っております。それらは、GP3シリーズ、世界ラリー選手権、北米のロレックス・スポーツカー・シリーズ、世界スーパーバイク選手権、そしてモトクロス世界選手権などです。また、ピレリは70以上の国内・国際選手権にタイヤを供給しています。最後のピレリタイヤのF1での勝利は1991年にネルソン・ピケがベネトンで優勝したカナダグランプリです。
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