2021年のF1世界選手権が今週末にバーレーン・インターナショナル・サーキットで開幕。公式タイヤサプライヤーのピレリが開幕戦でのタイヤについて語った。比較的タイヤに厳しいサヒールで開催されるF1バーレーンGPでは、C2(ハード)、C3(ミディアム)、C4(ソフト)という3種類のコンパウンドが持ち込まれる。コンパウンドの種類は昨年と同じだが、2021年にむけてピレリはタイヤに改良を加えている。
最もタイヤに厳しい部類の路面で戦われるバーレーンGPにピレリが持ち込むドライタイヤはC2のP Zeroホワイトハード、C3のP Zeroイエローミディアム、C4のP Zeroレッドソフトだ。4か月前にバーレーンで2回実施されたレースでも同じコンパウンドが使用されている。2021年のF1タイヤは、コンパウンド自体は昨年と同じであるが、より低いタイヤ圧で走らせることができるように強度と耐久性が改善されている。今年は金曜日の2回のフリー走行が1時間ずつに短縮され、昨年よりも走行時間は1時間減少する。だが、ハードが2セット、ミディアムが3セット、ソフトが8セットと供給されるタイヤの数は変わらない。ピレリのF1責任者を務めるマリオ・イゾラは「バーレーンで2つのレースが行われてからわずか4カ月、そして、3日間のプレシーズンテストからわずか2週間で、我々は2021年シーズンの最初のレースのために戻ってくる。テスト中、多くのチームがこのグランプリにノミネートされたコンパウンドに集中していたが、テストで経験したコンディションはレースを完全に代表するものではないだろう」とコメント。「過去には2回のテストセッションで、通常は2回目のセッションでよりタイヤに集中していたが、各チームは1回の濃縮されたセッションで非常に多種多様なログラムを行っていた。したがって、確固たる多くの結論を導き出すのは難しい。マシンとタイヤの仕様が新しくなったこと、および近年で最も短いプレシーズンだったことがあり、競争は広くオープンだ。バーレーンのコース特性は多くの異なる戦術が用いられ、しばしば興味深い戦略バトルを生み出すことを考えるとなおさらだ」2021年 第1戦 F1バーレーンGPは、3月26日(金)に2回のフリー走行、3月27日(土)にフリー走行と予選、3月28日(日)に決勝レースが行われる。2021年 第1戦 F1バーレーンGP3月26日(金)フリー走行1回目20:30~21:30(現地時間 14:30~15:30) フリー走行2回目24:00~25:00(現地時間 18:00~19:00) 3月27日(土)フリー走行3回目21:00~22:00(現地時間 15:00~16:00) 予選24:00~25:00(現地時間 18:00~19:00) 3月28日(日)決勝24:00~(現地時間 18:00~)CS放送/フジテレビNEXT F1バーレーンGP 放送時間【フリー走行1】3月26日(金)20:20~21:40【フリー走行2】3月26日(金)23:50~25:10【フリー走行3】3月27日(土)20:50~22:10【予選】3月27日(土)23:50~26:00【決勝】3月28日(日)23:20~27:00