ピレリは、2019年 F1メキシコGPの決勝で各ドライバーが使用可能な持ちタイヤ数を発表した。ピレリは、エルマノス・ロドリゲス・サーキットでのレースのコンパウンドとしてC2(ハード/ホワイト)、C3(ミディアム/イエロー)、C4(ソフト/レッド)というコンパウンドを選択している。
3強チームが占める上位3列のドライバーは全員ミディアムタイヤでスタート。一方、フリー走行でグレニングが多く見られたソフトタイヤで予選Q3に進出した他のドライバーは、タイヤを自由に選択できる11番手以降がおそらく硬い方のタイヤを選択することから苦戦を強いられることが予想される。ピレリによるとF1メキシコGPでの最速のタイヤ戦略はミディアム-ミディアム-ハードとつなぐ2ストップ。ミディアムは20~23周目でのピットストップが予想されている。マリオ・イゾラ(ピレリ カーレーシング責任者) 「週末を通して路面コンディションが非常に難しく、路面温度の低さによってマシンがかなりスライドしていた。昨夜も雨が降り、路面がリセットされてしまったFP3はほぼインターミディエイトでの走行だった。結果として、予選中に路面の進化が激しく、各セッションの終了間際にファステストラップが更新されている。このような状況において、トップ3チームがより長く一貫したオープニングスティントを可能とするミディアムタイヤでのレーススタートを選んだことに驚きはない。だが、複雑なドライビングコンディションや、昨年よりも1ステップ硬くなったタイヤ配分にもかかわらず、Q3でフェルスタッペンが刻んだ最後のラップタイムは、昨年に更新されたコースレコードを0.001秒上回っており、このサーキットのマージンがいかに接近しているかを示していると言える」
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