ピレリは、2019年型F1タイヤのパフォーマンス差は0.6~0.7秒だと語った。ピレリは、2019年のF1世界選手権から新しいタイヤ命名システムを導入。ドライコンパウンドは7種類から5種類への削減され、内部的に最も硬いものをC1(コンパウンド1)、最も柔らかいものをC5(コンパウンド5))と名付け、その中から3つのコンパウンドを各レースでハード(ホワイト)、ミディアム(イエロー)、ソフト(レッド)として配分する。
2月18日(月)からバルセロナのカタロニア・サーキットでスタートした2019年のF1プレシーズンのテストが終了。最終日にルノーF1チームのニコ・ヒュルケンベルグが最も軟らかいC5コンパウンドで1分17秒393をマークした。ピレリのカーレーシング責任者を務めるマリオ・イゾラは「まだ初期段階ではあるが、今のところタイヤはほぼ予想していた通りに機能しており、各コンパウンドのパフォーマンス差は0.6秒から0.7秒だ」とコメント。「詳しく言えば、C2とC3にはこれまでのところ約0.6秒の差があり、今回のセッションで最も多く使用されたC3とC4もほぼ同程度だ。今週は気温が低かったため、予想されていたように若干のグレイニングが発生したが、実際にシーズンが始まって気温が上がればそれもなくなるだろう」「テストに取り組みつつも、過去にここでの行われたテストと比較する場合、様々な変数を考慮しなければならない。異なる空力やマシン重量が重くなった新しい2019年レギュレーション、バルセロナの路面は昨年より落ち着いてきていること、より削られるようになってメカニカルグリップをもたらしているなどね」「そうは言っても、基本的には好天に恵まれたこともあり、今のところはどのクルマも印象的な信頼性およびパフォーマンスのレベルを発揮しているようだ」「通常通り、初テストは信頼性やバリデーションに重きが置かれる。来週からチームはパフォーマンスに焦点を当てるようになるはずであり、2019年P Zero F1レンジの完全な力を引き出していくことだろう」C4コンパウンドでのトップタイムはメルセデスのルイス・ハミルトンの1分17秒857となっており、ピレリの公表したタイム差を当てはめれば、C5コンパウンドで同じようなパフォーマンスを発揮できていれば、ニコ・ヒュルケンベルグの4日間の最速タイムを上回っていることになる。2019年 F1バルセロナテスト1回目 各ドライバーの最速タイム&使用タイヤ
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