ピレリは、2018年のF1シーズンから新たに最も柔らかいタイヤコンパウンドを導入。ファンに新タイヤの名称について投票を実施している。F1の公式タイヤサプライヤーを務めるピレリは、ブラジルで2018年に向けて各チームのタイヤ選択の幅を広げるため、少なくとも3つの新しいコンパウンドを検討していると明らかにしていた。
そして、F1ブラジルGP終了後、ピレリは2018年のラインナップに加わるピンクのカラーリングを施したコンパウンドを披露。まだ名称は発表されておらず、ピレリは3つの選択肢を挙げてTwitterでファン投票を実施している。ピレリが候補に挙げた名称は「メガソフト」「ハイパーソフト」「エクストリームソフト」の3択となっている。現在、ピレリがF1で採用しているレンジはハード(オレンジ)、ミディアム(ホワイト)、ソフト(イエロー)、スーパーソフト(レッド)、ウルトラソフト(パープル)の5種類。ウルトラソフトは2016年シーズンから追加されたが、2018年からはウルトラソフトは最も柔らかいコンパウンドではなくなる。 2018年のタイヤラインアップについて、ピレリのカーレーシング責任者を務めるマリオ・イゾラは「5つから8つの間になるだろう」とコメント。「(新しい)ハードを含め、より使いやすいレンジとなり、5つのコンパウンドを使えるようになるだろう。これを増やしたいと思っており、5つ以上の承認を受けたいと思っているのはそれが理由だ。数を増やせば混乱もあるかもしれない。だから、柔軟性を持てるような数字を選ぶ必要があるが、それほど大きな数にはならない」 新たなタイヤに採用される識別カラーのピンクは、F1アメリカGPで乳がんの知識啓発運動“ピンクリボン”活動の一環としてウルトラソフトに採用された。ピレリは、今週インテルラゴスで2018年のF1タイヤテストを実施。火曜日にマクラーレンが、水曜日にメルセデスがテストに参加する。アブダビでの最終戦終了後、全チームが初めて来シーズン用のタイヤを装着する機会を得る。
全文を読む