F1の公式タイヤサプライヤーであるピレリは、フェラーリが好調であることがプレシーズンテストでわかったと語る。今年、ピレリは、モータースポーツダイレクターを務めていたポール・ヘンベリーが新たな役割に就き、マリオ・イゾラが“ヘッド・オブ・カーレーシング”としてF1などの現場を主に取り仕切る。
マリオ・イゾラは、フェラーリが2017年F1マシンの高速化に貢献している新しいワイドタイヤへの対応に成功したと考えてる。「昨年、マシンは4Gに達していたが、今では6Gくらいを計測している。新しいレーシングカーはほぼ戦闘機だと言える」とマリオ・イゾラは La Gazzetta dello Sport に微笑みを浮かべながらコメント。「レースの最後にはドライバーは疲れているだろう。それがミスに繋がり、ライバルに攻撃するチャンスになると思う」だが、マリオ・イゾラは、ダウンフォースの増加がオーバーテイクをより難しいものにするだろうと認める。「より耐久性のあるタイヤとより多くのダウンフォースがあるので、タイヤ交換は少なくなると思うし、ドライバーはライバルに近づくのが難しくなるだろう」「だが、私はポジティブな面を強調したい。オーバーテイクの仕掛けは少なくなるかもしれないが、ファンはそれらのオーバーテイクがよりリアルなものだと感じるだろう」新しいレギュレーションはフェラーリにうまく機能しているかと質問されたマリオ・イゾラは「それは私にはわからないが、フェラーリが好調なのは明らかだ」とコメント。「通常、テストで全てのことを見ることはできないが、バルセロナで人々はフェラーリが強いと認識したと思う」「個人的にはより複雑なワールドチャンピオンシップを見たい。フェラーリだけでなく、レッドブルやウィリアムズのようなアウトサイダーが絡んでくるようなね」
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