ピレリは、F1チームが2016年にタイヤコンパウンドを選べるようにするためのソリューションを見いだす方向に動いているという。現在は、レース週末に先立ってピレリが2種類のコンパウンドを選んでいる。しかし、F1ストラテジーグループの最新のミーティングでは、各グランプリでチームが4種類のコンパウンドから自由に選べるようにしようという提案がなされた。
ピレリのモータースポーツ・ダイレクターを務めるポール・ヘンベリーは、コンパウンド選択に関して完全な自由選択の権利を与えることについては保留しながらも、ストラテジーグループの提案に沿ったソリューションを見いだそうと努力していると述べ、近いうちにそれを発表したいとした。「チーム、そして、FIAとは良い話し合いが進んでいる。彼らが望むような選択のバラエティーを与えつつ、おかしな判断がなされないような安全策を確保するソリューションがまとまりつつある」とポール・ヘンベリーは F1i に述べた。「今後数週間でそれを全員に伝え、来年に向けて作業を開始できることを期待している」一方、F1におけるタイヤの未来は不確かな状況となっている。2017年以降の単独タイヤサプライヤーを決める入札では、ピレリだけでなくミシュランも名乗りを上げている。
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