ピレリのモータースポーツダイレクターを務めるポール・ヘンベリーは、F1ベルギーGPでの問題を受け、F1ドライバーとより良いコミニュケーションを確立させる必要があると考えている。F1ベルギーGPの金曜フリー走行2回目、セバスチャン・ベッテルとフェルナンド・アロンソの右リアタイヤがパンク。両ドライバーは、ピレリにタイヤの安全についての保証を求めた。
後に問題はキミ・ライコネンのマシンから落下したチタン製のスキッドブロックが原因だと判明。決勝レースは、タイヤ問題は発生せずに完了した。ポール・ヘンベリーは、ドライバーが安全への懸念を抱くのは正しいと認めるが、スパでのような状況が起こった際に、早急に結論付けられることを避けるためにも、F1ドライバーとの対話が必要だと思っている。「彼らがクルマに乗ってることを理解し、彼らが懸念を抱いているのであれば、話を聞かなければならな」とポール・ヘンベリーはコメント。「しかし、何が行われているかを彼らがより理解できるようにもう少し多くの対話が必要かもしれない。詳細と情報の流れとのギャップがあるときがあるように思う」「我々はチームから得た情報に自信を持っていた。クルマは今年速くなっているし、我々がスパに持ち込んだ製品が適していることを独自のテストで再確認していた」ポール・ヘンベリーは、大半のドライバーが2ストップを行ったトラブルフリーのレースにとって、先月のハンガリーGP前に行われたタイヤ変更を正当性を確認できたと考えている。「完全に欠点のレースをするしかないときもある。何を望むかいうことはできるが、結局のところ、結果を出さなければならない」「金曜日はフラストレーションを感じた。明白な理由はあまり必要ではなかったが、レースは我々がシルバーストン後に変更するという決定が正しいということが確認されていたからね」「今回のレースでもそれが得られたことは重要だった。我々が素晴らしいレースを続けられることを期待しよう」「タイヤについてのコメントを除けば、我々はまだ素晴らしいシーズンを過ごしているし、それが我々がここでやるべきことだ」