FIAは、ネルソン・ピケJr.のF3ヨーロッパ選手権へのスポット参戦を認めなかった。元F1ドライバーで現役フォーミュラEチャンピオンであるネルソン・ピケJr.は、カーリンと契約して、今週末のヨーロッパF3 第3戦ポーへのスポット参戦を予定していた。しかし、FIAのシングルシーター委員会は、ネルソン・ピケJr.の参戦を電子投票にて審査した結果、“選手権の精神に反する”として参戦を認めないことを決定した。
今回、ネルソン・ピケJr.の参戦が認められなかったのは、彼がフォーミュラEチャンピオンであり、WECにも参戦していること、さらにF1に28戦出場していることが要因となっているようだ。シングルシーター・コミッショナーの代表を務めるステファノ・ドメニカリは「ネルソン・ピケJr.のような実績と才能あるドライバーを迎えることができていれば、どれだけ嬉しかっただろう」とコメント。「しかし、我々は、F1へのステップアップカテゴリーというチャンピオンシップの精神を守る必要がある。そのため、カーリンによるエントリーを認めることはできなかった」「FIAは、今年からFIAヨーロッパF3選手権により詳細な適合基準で審査するよう求めている。今回の決定はこの基準に従った結果だ」
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