ピエール・ガスリー(アルピーヌ)は、F1モナコGPで3位フィニッシュを果たしながら、ピットレーン速度違反による合計10秒加算ペナルティで7位に降格した。9番グリッドから混乱のレースを走り抜き、表彰台圏内でチェッカーを受けたガスリーにとって、わずか0.1km/hと0.4km/hの超過による処分は受け入れがたいものだった。
0.1km/hと0.4km/hが奪ったモナコの表彰台ガスリーは1回目のピットレーン速度違反で60km/h制限を0.1km/h超過したとされ、2回目は0.4km/h超過したと判断された。これにより5秒ペナルティを2度受け、レース後に3位から7位へ降格した。「今の僕にこれ以上傷つくことはないと思う」とガスリーはコメント。「このような瞬間のために、10年間ずっと必死に努力してきた。今日はすべて正しくやった」「集まってくれたすべてのファンの前で表彰台に立った。このような瞬間は、不公平な理由で僕たちから奪われていいものではない」「今起きていることは正しくない。彼らが正しい判断をしてくれることを願っている」ガスリーが求めたシステムの再確認ガスリーは、自身が速度制限を超えていたとは考えていないと主張した。F1マシンでピットレーンリミッターを作動させることは「おそらく最も簡単な設定」だとし、複数チームが同様の違反を取られたことにも疑問を呈した。「車内では60km/hを下回っていたことを事実として分かっているし、どちらの場合もラインのかなり手前でリミッターを入れていた」「3、4チームが速度違反を取られている状況で、これはF1マシンで入れられる最も簡単な設定だ」「彼らに警鐘が鳴り、何が起きているのか正確に確認する必要があると気づいてくれることを願っている」「これは正しくない。セバスチャン・ベッテルも2009年シンガポールで似たようなことがあった。彼はコーナーをカットして、それが速度違反を誘発した」「彼はルールを変えるべき時だと言っていた。これは愚かなシステムだ」「僕はこの表彰台に値した」ガスリーはランド・ノリスのマクラーレンMCL40を抑え、赤旗後のリスタートではアイザック・ハジャーをかわして3位に浮上した。自身6度目のF1表彰台が目前にあっただけに、失望は大きかった。「10年だ。僕はあらゆるチャンスをつかむために懸命に戦っている」「僕は5回表彰台を獲得した。でも自分に言わせれば、それでは十分ではない。そして僕は今回の表彰台に値した。彼らが何かしてくれることを願っている」「言ったように、これはとても簡単な設定で、車の問題だ。現時点では、本当に答えがない。心が折れている」「僕は3位でラインを越えた。9番手スタートから、僕たちは必要なことをすべてやった」モナコで得たはずの表彰台は記録上失われたが、ガスリーのレース内容そのものは消えない。アルピーヌにとっても、A526が混戦の中で上位を争えることを示した一戦となった。次戦バルセロナでは、この悔しさを結果に変えられるかが問われる。