アルピーヌF1チームのドライバーであるピエール・ガスリーは、マクラーレンの仕事ぶりには感心しているものの、F1のミッドフィールド争いからマクラーレンが浮上したことに嫉妬はしていないと主張した。ランド・ノリスとオスカー・ピアストリは昨年、MCL60がアルピーヌA523に比べてパフォーマンスが低かったため、さまざまな問題と戦いながら試練の幕開けを迎えた。
しかし、シーズン中盤に行われたアップグレードの数々によって、マクラーレンはミッドフィールドの最後尾から表彰台争いの真っ只中にまで浮上。しばしばレッドブルとマックス・フェルスタッペンに最も近い挑戦者となった。アルピーヌはガスリーとチームメイトのエステバン・オコンがそれぞれ1回ずつ、合計2回の表彰台に上ったものの、ライバルのようにグリッドを前進することができなかった。その理由について元アルファタウリとレッドブルのドライバーであるガスリーは「いろいろな理由がある」と語った。「僕たちが改善したこともある。私がチームに加入したときのリストを読み返してみたけど、取り組む必要があると思っていたことがどれだけあるのか、膨大なリストがあった」「また同じことを経験していた。『チェック済、チェック済』。我々は多くの面で改善しているが、それは他のチームもどれだけ努力し、改善しているかを実際に示している。私たちは正しい方向に進んでいると思うだけに、悔しい」「でも、他のチームはおそらく突然のステップでもっと良い成績を収めた。結局のところ、できる限り改善しようと努力することはできるけれど、それを生かせるマシンがない限り、今のペースにとどまるしかない」「だから、自分にできる最善のことは、チャンスが来たときにそれをものにすることだ。チームとしてそれをうまくやってきたけど、最初にもっと速いクルマが必要だし、コース上でのそれを生かせば、準備は万端だ」可能性はある開発に対するF1の規制が予算とテスト時間の両方の面で厳しいにもかかわらず、迅速な立て直しが行われたことを考えると、マクラーレンの台頭は、すべての中堅チームの比較ベンチマークとなっている。しかしガスリーは「嫉妬とか『なんてことだ、彼らは本当に良い仕事をした』なんてことはない」と主張した。「僕にとっては『彼らはそれをやったのだから、そうなる可能性はある』ということなんだだ。とてもフェアプレーであり、彼らの成し遂げた仕事に敬意を表したい」「ミッドフィールドから抜け出すことは可能だ。彼らにはできて、僕たちにできないはずはない。僕の父はよく『2本の腕、2本の足、2本の手があれば、それは可能だ』と言っていた。頑張れ"「彼らは中盤から抜け出すことは可能だ。彼らはそうしているのだから、なぜ我々がやらないのか?父はよく言っていた、『腕が二本、足が二本、手も二本あれば、それは可能だ』。頑張ろう」
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