アルファタウリ・ホンダF1のピエール・ガスリーは、史上最多の23戦が予定されている2021年のF1世界選手権に先立って、これまでにないほど入念にトレーニングをしていると語る。すべてが計画通りに進み、レースがキャンセルされず、または中止となった場合も代替開催が行われれば、2021年のF1世界選手権はF1史上最多となる23戦で争われることになる。
もちろん、新型コロナウイルスの世界的な大流行がまだ続いており、オーストラリアと中国の2レースの延期がすでに延期されることを考えれば、それはかなりの厳しいスケジュールとなる。ピエール・ガスリーは、23戦が開催されることを前提にトレーニングを行っており、シーズン中にトレーニングを行う時間はほとんどないため、これまでにないくらいのトレーニングを行っていると語る。「シーズン中はできるだけ体型を維持しようとするけど、トレーニングすることはできない。オフシーズンほど激しいトレーニングはできないので、23レースでのトレーニングに重点を置いている。人生でこれほどのトレーニングをしたことはないし、簡単にはいかないはずだ」「その後、開発がどのように進んでいるかを一貫して認識し、チームを導いていかなければならない。シミュレーター、空力面、面での開発、うまくいったこと、うまくいかなかったこと、そして、一年中競争力を保つために本当に必要なものをより理解することが重要だ」2020年はF1イタリアGPで初勝利を達成し、75ポイントを獲得したピエール・ガスリーは、ドライバーズ・オブ・ザ・イヤー1人と広く見なされている最高のシーズンを過ごしたが、アルファタウリ・ホンダとしてはコンストラクターズ選手権で7位に留まり、ミッドフィールドバトルでは後れを取った。ピエール・ガスリーは、アルファタウリ・ホンダには改善の余地がたくさんあるとし、具体的には信頼性と一貫性に取り組む必要があると感じていると語る。「結局のところ、チャンピオンシップを見れば、それは非常に簡単だ。順位は、DNFが最も少ない人に基づいている」とピエール・ガスリーは語る。「ポイントを獲得する機会を2~3回逃したのは痛かったし、ペースが足りないこともあった。僕たちはもっと一貫性を高めて、チャンピオンシップでさらに良いポジションを目指して戦うために、常にトップ10に入れるように頑張っていく必要がある」