アルファタウリ・ホンダF1のピエール・ガスリーは、F1イタリアGPでの衝撃的なF1初勝利を実感するには時間がかかったが、今ではレースの“すべての瞬間”を思い出すことができると語る。ピエール・ガスリーは、赤旗中断とレースリーダーのルイス・ハミルトン(メルセデス)のペナルティによって序列が大きく混乱したF1イタリアGPでアルファタウリ・ホンダF1に驚きの勝利をもたらした。
ピエール・ガスリーは、ルイス・ハミルトンにペナルティが科せられた後、マクラーレンのカルロス・サイツを抜いて首位に立ち、チェッカーまでトップの座を守り切った。その結果、アルファタウリ・ホンダにとってチーム史上2勝目をもたらし、2013年のキミ・ライコネン(当時ロータス)以来、メルセデス、フェラーリ、レッドブルの“ビッグ3”以外で表彰台の頂点に立ったドライバーとなった。レース後、表彰台の頂点に感傷的に座り込むピエール・ガスリーの姿は2020年を代表するイメージのひとつとなった。新型コロナウイルスに翻弄された多忙な2020年のスケジュールによって、ピエール・ガスリーがF1初勝利の重要性を理解するには時間がかかったが、すべての瞬間が心に刻まれていると語る。「あのレースとお祝いのすべての瞬間を覚えている。心に刻まれているし、決して消えることはない」とピエール・ガスリーは語った。「とてもコンパクトで激しいシーズンだったので、実際に休暇を取るのは難しかったし、新型コロナウイルスがなく、通常のシナリオで行われていれば、もっとリラックスして楽しむことができたと思う」「それでも、2つのレースの間に1週間の休憩があって家に帰ることができたし、『OK、僕たちはやってのけたんだ』と実感した。そして、僕たちが経験したすべての感情を本当に思い返して、忘れないよにした」「本当に素晴らしいことだった。今年、マックス(フェルスタッペン)とチェコ(セルジオ・ペレス)、そして、僕たちを除けば、ほぼすべてのレースでメウセデスが優勝した」「だから、本当に素晴らしいことだった」ピエール・ガスリーは、モチベーションの源として自分のアパートに優勝トロフィーを置いていることを明らかにしたが、勝利はがアルファタウリ・ホンダのチーム全体に力を与えたと感じていると語る。「モンツァの週末はイタリアの自分のアパートに滞在した。レース週末に家で寝るのはそれが初めてだった」とピエール・ガスリーは語った。「いつも座っている勝利の前に朝食をとっていた同じ場所でトロフィーを眺められるのはかなり特別な感じがする」「それは大きなモチベーションだ。毎朝、トロフィーを目の前にしてコーヒーを飲んで 『僕たちはやってのけたんだ』と考える。ミッドフィールドチームであったとしても、不可能ではないとね」「サンパウロやモンツァで行ったような力強いパフォーマンスをできる限り繰り返したいという気持ちはチームの僕たち全員とってモチベーションになっているはずだ」
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