ピエール・ガスリーは、アルファタウリ・ホンダでF1キャリアを再構築できた大きな理由として、チームの“適切なハーモニー”を挙げた。2019年にレッドブル・レーシングに昇格したピエール・ガスリーだが、マックス・フェルスタッペンのパフォーマンスに匹敵することができずにシーズン半ばにトロロッソに戻され、F1キャリアは大きな打撃を受けた。
しかし、明らかにより快適に感じられる環境に戻ったことですぐに立ち直ったピエール・ガスリーは、F1ブラジルGPで2位表彰台を獲得し、今年モンツァで開催されてF1イタリアGPでセンセーショナルなF1初勝利を挙げた。17戦中10戦でポイントフィニッシュを果たしたピエール・ガスリーは、チームメイトのダニール・クビアトを大きく上回った。2021年はルーキーの角田裕毅をチームメイトに迎える。ピエール・ガスリーは、イタリアを拠点とするチームの友好的な雰囲気が自分自身から最高のパフォーマンスを引き出したと語る。「チームには素晴らしいメンタリティと素晴らしい姿勢がある」とピエール・ガスリーは Auto Motor und Sport のおインタビューで語った。「ポジティブなエネルギーがたくさんある。僕たち全員が一体となっていい仕事をしている。それはF1のようなチームスポーツにとって最も重要なことだ」「僕は日曜日に仕事をしているけど、開発作業、マシンのセットアップといったすべての作業はレース週末の前に行われる。適切なハーモニーがある。誰もがコース上で結果を出すために自分のスキルの110%を与えている」ピエール・ガスリーを後押しするもう1つの重要な要因は、アルファタウリ・ホンダで自分の家のようにで落ち着きを感じることができていることだ。「2シーズン連続でチームにいるのは初めてだ」と語るピエール・ガスリーは、今年コンストラクターズ選手権を7位で終えたアルファタウリ・ホンダは、2021年にトップ5に入ることを期待している。「今年起こったことすべてのこと、つまり、協力とエンジニアへのフィードバックは、来年の開発に流れ込んでいる。彼らともっと緊密に協力して、開発に影響を与えたいと思っている」「より多くの責任について話をすれば、僕たちはより長く一緒に働くことになる。2018年以降、僕はレッドブルにいた。2019年のかなり遅い時期に戻ってきた。今年のクルマにはそれほど影響は与えることができなかった」