アルファタウリ・ホンダF1のピエール・ガスリーは、ホンダがF1を継続していれば、チャンピオンシップを争っていたはずだと固く信じていると語る。ホンダは2021年シーズン限りでF1を撤退することを発表。レッドブルとアルファタウリは、ホンダF1とのパートナーシップがようやく軌道に乗り始めた矢先にエンジンを失うことになった。
2018年にトロロッソ(現アルファタウリ)へのF1エンジンを獲得して以来、チームはホンダのF1エンジンでピエール・ガスリーによるF1イタリアGPでの衝撃的な勝利とともに2回の表彰台フィニッシュを達成している。2019年にはレッドブルもホンダのF1エンジンに切り替え、4勝と14回の表彰台を追加している。これまでのところ、ホンダF1が達成できていない成果のひとつは、レッドブルをメルセデスと対等にタイトル争いを繰り広げられるようにすることだが、ピエール・ガスリーはこのままホンダがF1を続けていれば、それは可能だったと考えている。また、ピエール・ガスリーは、ホンダが“誰かを失望させた”わけではないと語る。「彼らが誰かを失望させたとは思わない」とピエール・ガスリー語った。「彼らがやっている戦略的な理由に基づいてものだ。僕は彼らのことを信頼している。彼らは自分たちにとって正しいことをしていると本当に信じている」「個人的なレベルでは、僕たちの状況を見れば、彼らがF1を継続するのを見たいと思っている。そして、彼らにとって未来は明るかった」「彼らはより一貫してレースの勝利のために戦えるようになっていた。彼らはトップ3に入っているし、勝利と表彰台を獲得している。「3年前、彼らがいた場所、そして今彼らがいる場所を見れば、彼らがチャンピオンシップのために戦っており、本当の競争相手になっていたと思う」アルファタウリでピエール・ガスリーのチームメイトであるダニール・クビアトは、ホンダのF1撤退が今後チームに壊滅的な影響を与えることはないとし、残りの1年半を最大限に活用していきたいと語る。「心配することはないと思う」とダニール・クビアトは語る。「来年もホンダがチームにいるわけだし、物事を考え、選択肢を検討する時間はあると思う」「ホンダとの現在の関係を最大限に活用することが重要だと思う。なぜなら、ホンダは競争力があるし、今年も来年もエンジンのアップデートを続けていくと確信しているだ」「今は他のことは問題ではない。チームにとって何が最善かを決めるのは経営陣次第だ」
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