レッドブル・ホンダのピエール・ガスリーは、F1バルセロナテスト3日目にフェラーリのシャルル・ルクレールのペースには敵わなかったと認める。シャルル・ルクレールはピレリの最も軟らかいC5タイヤで1分16秒231を記録。2番手以下に0.6秒以上の差をつける圧巻のパフォーマンスを披露した。
ピエール・ガスリーは、午後にターン9で大クラッシュを喫して65周のみで走行を終了。C4タイヤで4番手タイムとなる1分17秒091を記録している。セッション終了後、フェラーリのペースに対抗することはできたかと質問されたピエール・ガスリーは、敵わなかっただろうと素直に認めた。「正直、ノーだ。僕たちはトライしていた」とピエール・ガスリーはコメント。「フェラーリは本当に速いし、良いペースを発揮していた。僕たちは自分自身に集中しようとしていたし、他にはあまり集中しすぎてはいなかった。「ポテンシャルはあるし、多くのことをテストした。僕たちに優れたパフォーマンスがあることはわかっているけど、フェラーリは本当に速そうだし、懸命に取り組んでいかなければならないと思う」メルセデスのバルテリ・ボッタスは、現状ではフェラーリは別次元にいるが、メルセデスとレッドブル・ホンダはかなり拮抗していると考えていることを示唆していた。レッドブル・ホンダは、勢力図でフェラーリに次ぐ2位につけているかと質問されたピエール・ガスリーは「僕たちはまだ彼らの実力を見ていたので先走りたくはない」とコメント。「ハミルトンはミディアム(C2)で非常に強力なラップ(1分18秒097)を走っていた」「我々は少し仕事をしている。我々には良いクルマがあるけど、上位勢を捕えるために懸命にい努力する必要がある」そのように評価するピエール・ガスリーだが、レッドブルと新しいエンジンパートナーであるホンダの両方がプレシーズンテストのパフォーマンスに満足していると強調した。「すべてのチームが優れたパフォーマンスを発揮しているのを目にしているので、改善が必要な分野に取り組んでいく。でも、全体的にパッケージは非常に優れていると思う」「現時点でクルマ、パッケージ、シャシー、エンジンは良いステップを果たしているし、信頼性は全体的に良かった、僕たちは良いパフォーマンスを持っていると思う。「僕たちは自分が持っているパッケージを最大化する方法を理解する必要がある。現状では優勝候補でも最速でもないかもしれないけど、メルボルンまでに懸命に仕事をして、ベストなクルマで臨みたい」