トロロッソ・ホンダのピエール・ガスリーは、チームはアップデート不足と投入したパーツの理解に苦しんでいることで、STR13は事実上、開幕戦仕様から変化していないと語る。トロロッソ・ホンダは、第2戦バーレーンGPでピエール・ガスリーが4位入賞を果たすなど好成績を残す一方で、トラブルによってノーポイントのレースが続くなど、複雑なシーズンを過ごしている。
ピエール・ガスリーは、他にもハンガリーで6位、モナコで7位、ベルギーで9位を獲得しているが、チームメイトのブレンドン・ハートレーは2度の10位フィニッシュによる2ポイントしか手にしていない。「実際、僕たちはメルボルンからクルマがほとんどアップデートされていない」とピエール・ガスリーはコメント。「モナコでは本当に小さなものもあったけど、オーストリアでのアップデートは機能しなかった。だから、実際にはシーズンをスタートしたのと同じクルマだ」「他チームは改善しているけど、僕たちはそうではないので、最近はトップ10に近づくことに苦労しているので、僕たちはそう感じ始めている」「明らかに失っていると言えるし、ある意味でテクニカルディレクター(ジェームス・キー)を失えば、常に即時のパフォーマンスに影響が出てくるのは確かだ。理想的な状況ではない」トロロッソのシャシーは停滞しているが、それでもピエール・ガスリーは、ホンダの“スペック3”エンジンの投入によって、2018年の残りの4レースの見通しには楽観的だと語る。「ミッドフィールドでポイントを獲得したければ、予選とレースの両方ですべてを正しくまとめる必要があることはわかっている」とピエール・ガスリーはコメント。「通常、ここまで良い予選ができているときは、いつも良いレース、良い戦略をとることができている。モナコ、ブダペスト、バーレーン、さらにはスパでもそうだった」「日本では本当に良い予選ができたけど、レースではあまり最大化することはできなかった。なので、ペースを維持して、パッケージを維持することができれば・・・」「さらに多くのエンジンを投入すれば、ペナルティを受けることはわかっているので、現時点では残り2戦はかなり疑問符が残っている」「でも、新スペックによってランキングでさらに上位を争うもっと良いチャンスがあるのは確かだ」