トロロッソ・ホンダのピエール・ガスリーは、F1イタリアGPの決勝レースを15位で終えた。ピエール・ガスリーが5列目9番手からスーパーソフトタイヤでスタート。第1コーナーとその先の位置取りで後続に先行を許したガスリーは、1周目に11番手へとポジションを落とす。
1周目に発生したアクシデントによりセーフティカーが導入され、2周後にレースが再開された。その直後、ガスリーは前を走るマクラーレンのマシンをオーバーテイクしようとする際に接触、マシンにダメージを負った影響で、その後はペースが上げられない状況が続く。それでも中団グループでの激しいバトルの中、ポジションを守ろうと奮闘。10周目にはパワーユニット交換により後方スタートとなったダニエル・リカルド(レッドブル)と接触するほど白熱した激しいバトルを展開した。しかし、後方から追い上げるフェラーリのセバスチャン・ベッテル、リカルドらにポジションを明け渡し、11周目には13番手となる。その後、トラブルや早めにピットインするマシンもあったが、ピエール・ガスリーは13番手をキープ。ピットインを引き延ばして35周目にタイヤ交換を行った。ソフトタイヤに履き替えたガスリーは16番手でレースに戻り、追い上げを開始。42周目、43周目に先行車がピットインし、14番手にポジションを上げたが、それ以上ポジションを上げることはできず、レース終盤にはニュータイヤでペースに勝る後続にパスされ、15番手でフィニッシュとなった。4戦連続でのポイント獲得を目指した戦いだったが、残念ながら、それは叶わなかった。「今日は望んでいたような一日にはならなかった」とピエール・ガスリーはコメント。「レース序盤、1コーナーから2コーナーにかけてブロックされ、いくつかポジションを落としてしまった。その後、フェルナンド・アロンソとの衝突で車体右側のフロアを、その後もダニエル・リカルドとの接触でリアにダメージを負ってしまった。その状態ではマシンがそこら中でスライドしてしまい、走行することが難しく、最後まで走りきるのも一苦労だった」「このレースが簡単な一戦にはならないと予想してはいたけど、マシンのダメージにより一層困難な状況になってしまった。できる限りのことはしたけど、このレースウイークで見せていたパフォーマンスを、決勝では見せることができなかった」「次戦の僕らのマシンと相性のいいシンガポールGPに集中するために、今は頭を一度リセットしたいと思う」関連:F1イタリアGP 結果 | ルイス・ハミルトンが逆転優勝!