ピエール・ガスリーは、トロロッソ・ホンダがこの2戦でバーレーンで見せたパフォーマンスを再現できなかった原因の理解に苦しんでいると認める。好調なプレシーズンテストを終えたトロロッソ・ホンダは、開幕戦オーストラリアGPでは期待外れな結果に終わったが、第2戦バーレーンGPではピエール・ガスリーが4位入賞という印象的なパフォーマンスを見せ、残りのシーズンに期待を抱かせた。
だが、その後の中国とアゼルバイジャンではトロロッソ・ホンダは競争力に欠けており、波乱のレースでブレンドン・ハートレーがなんとか1ポイントを拾うにとどまった。ピエール・ガスリーは、トロロッソ・ホンダのマシンがそこまで大きな矛盾を抱えている原因について明確な答えを掴めていないと語る。「バランスが良ければクルマには非常に競走力があるし、ポテンシャルという点でも優れているのに、別のトラックに行ったらどうして性能面ですぐにあのような大きな変貌を遂げてしまうのか理解できていない」とピエール・ガスリーはコメント。「もちろん、僕たちのクルマは風の強いコンディションにあまり適していない。でも、バーレーンとは異なる方向に進んでしまった理由を理解し、パフォーマンスの違いがどこからきているのかを見極める必要がある。現時点で僕たちは原因を理解できていない」トロロッソ・ホンダは、F1アゼルバイジャンGPの予選でチームメイト同士のニアミスがあって2台揃ってQ1敗退を喫した。ピエール・ガスリーは一発の速さではより多くのポテンシャルがあったと感じているが、カレンダーで最長のフルスロットルセクションを有するバクー市街地コースのトラック特性は、トップスピード不足という問題が露呈されたと考えている。「DRSを使っていないときはさらに苦しんでいたように思う。現時点でエナジーマネジメントは非常に困難だ。バクーはエネルギーが本当に重要だったし、レースではウィリアムズ勢のあたりにいたのに、(セルジオ)ペレスにオーバーテイクされた。レース開始時は彼の前にいたと思う。ターン20の後、彼はすでに僕の隣にいたし、ストレートエンドで抜いていった」「エナジーマネジメントは、もっと改善できるように見直していく必要がある。シーズン序盤はそれほど苦労はしていなかったけど、アゼルバジャンではいつもよりも性能差がはるかに大きかったからね」
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