アストンマーティンF1がハンガリーGPで投入する大規模アップデートに対し、キャデラックF1のセルジオ・ペレスは「間違いなく差を縮めてくる」と警戒感を示した。アストンマーティンは2026年型AMR26の小規模な開発を重ねるのではなく、シャシーや空力を大幅に刷新した“Bスペック”とも呼べるパッケージをハンガリーGPでデビューさせる予定だ。ここ数戦でキャデラックに後れを取ってきたシルバーストンのチームが、一気に勢力図を変える可能性が注目されている。
ペレス「アストンマーティンは確実に前進する」シーズン開幕戦オーストラリアGPではアストンマーティンがキャデラックを上回る速さを見せていた。しかし、その後はキャデラックが着実に競争力を高め、前戦ベルギーGPの予選ではフェルナンド・アロンソを約2秒も上回るパフォーマンスを披露していた。その状況について、セルジオ・ペレスはハンガリーGPから流れが変わると予想した。「間違いなくそうなると思う」とペレスは語った。「彼らは大きく開発を進めてくるだろうし、とても力のあるチームだ。僕たちは彼らが差を縮め、さらに前進してくると考えている」ボッタス「新車と言っていいほど変わると聞いている」チームメイトのバルテリ・ボッタスもペレスの見方に同意し、アストンマーティンのアップデートを興味深く見守っていると明かした。「いろいろな噂がある。その多くは彼らが大きく前進するというものだ。でも実際にマシンが走り出してみないと分からない」さらに、現地で耳にした情報にも触れた。「僕が聞いた話では、今のマシンと共通なのはフロントサスペンションだけで、それ以外はすべて新しくなるという。だから実際にどうなるか見てみよう」「とても興味がある一方で、もし彼らが大きく前進すれば、僕たちは後れを取ることになるかもしれないという意味では少し怖さもある。ただ、結局は自分たちの仕事に集中するしかない。そのことにエネルギーを使い過ぎるべきではない」ベルギーGPは特殊なレース「ハンガリーで本当の力が分かる」一方、ペレスは前戦ベルギーGPについて、新世代F1マシンの特性が極端に表れたレースだったと振り返った。「リタイアした後にレースを見返したけど、正直あまり面白いレースではなかった」「すべてがエネルギーマネジメント中心になっていた。基本的には、ゆっくり走るほど結果的に速く走れるような状況で、そういうのは普通の感覚とは逆だった」そのため、低速コーナーが多いハンガロリンクでは、各チームの本来の競争力がより明確になると考えている。「今週末はもっと普通のレースになると思う。そこでキャデラックの本当のパフォーマンスがどの位置にあるのか分かるはずだ」ベルギーGPではサスペンション系のトラブルによって早々にリタイアを喫したペレスだが、チームは原因を特定できたとしてハンガリーGPには自信を持って臨んでいる。「チームは原因究明に全力で取り組んでくれた。油圧システムの一部に関係する問題だったと考えている」「問題は解決できたと確信している。それが今の僕たちにとって最も重要なことだ」
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