レッドブル・レーシングは、今年初開催となるF1マイアミGPに向けたプロモーションビデオ『Race to Miami』を公開。セルジオ・ペレスがニューヨックからマイアミへとレッドブルRB7で駆けつけるというストーリー仕立ての動画となっている。2022年のF1世界選手権は進行中であり、5月に第5戦としてマイアミ・インターナショナル・オートドロームで初開催されるF1マイアミGPへの期待が高まっている。
今回紹介する『Race to Miami』でも、オラクル・レッドブル・レーシングのドライバー、 “チェコ” ことセルジオ・ペレスがマイアミに向けて興奮している様子が確認できる。しかし、その興奮(とマンハッタンの騒音)が原因で、チームプリンシパル兼CEOクリスチャン・ホーナーとのコミュニケーションに問題が発生し、チェコは1日でニューヨークからマイアミへ向かわなければならなくなった。クリスチャン・ホーナーがチェコに連絡を入れたとき、チェコはニューヨークのホテルにいた。2人は新たに開催されるマイアミGPに向けて5月に現地でテストラップができるチャンスがあることについて確認しようとしたのだが、マンハッタン特有の騒音に会話の一部が邪魔されてしまった。ホーナーは「5月に(in May / インメイ)」と言ったのだが、チェコは「今日中に(Today / トゥデイ)」と聞き違えてしまい、マイアミへ急行する決断を下した。オラクル・レッドブル・レーシングのピットクルーを “アセンブル!” したチェコは瞬時にレーシングスーツ姿に着替えると、ホテルの部屋からニューヨークのストリートへと飛び出す。そして、常に臨戦態勢のピットクルーたちとF1マシンにウォール・ストリートで落ち合うと、出発の準備は整った…のだが、ひとつ問題があった。日の出前で暗かったのだ。しかし、信頼を置くピットクルーが操縦するヘリコプターのサーチライトによって突如周囲が照らされ、問題は解決した。サーチライト(と朝日)に導かれながらチェコはニューヨークのストリートを切り裂いていく。大都市を爆走するチェコは、FDRを走り、チャイナタウンを通過し(レッドブル・エナジードリンクを補給)、5番街を抜けると(ピットストップ付き)、すぐにマンハッタン橋の上に出て、マンハッタンをあとにした。一方、ソーシャルメディア経由でチェコの爆走を知ったホーナーは、チェコに連絡を取ろうとするが、失敗に終わる。チェコはスマートフォンをホテルの部屋に置き忘れていたのだ…。チェコが辿り着いたのはフロリダ名所のエバーグレーズだった。この “スワンプ” でチェコは少し道に迷ってしまい、地元住民 “体長3.35mのアリゲーター” にも手こずったが、フロリダ州出身のフレンドリーなプロウェイクボーダー / ベアフットウォータースキーヤーのパークス・ボニファイに助けられ、マイアミまでの行き方を教えてもらうことになった。しかし、シングルシーターでは同乗して道案内することができない。ここでサーフミュージックが鳴り響く。F1マシンがウォータースキーヤーのトーイングを担当したのはおそらく世界初のはず。マイアミならではのコラボレーションが実現した!ボニファイのおかげでチェコはマイアミへ無事到着し、リトル・ハバナの有名な観光スポット “カッレ・オッチョ” に入ると、ピットクルーがドミノの手を休めてRB7を洗車。そして、マイアミ・ドルフィンズのコーナーバック、バイロン・ジョーンズから詳しい行き方を教えてもらったチェコは、停泊中のクルーズ船を横目に有名なマッカーサー・コーズウェイを走り抜けると、ついにマイアミGPのサーキット、マイアミ・インターナショナル・オートドロームに辿り着く… が、サーキットは工事中で入ることができない…。しかし、不屈の精神を持つチェコはここでピットクルーを再び呼び出す。そして、彼らの助けによってゲートが開かれ、チェコのマシンは最新サーキットを走行した。チェコのマシンのスピードとサウンドはプロテニスプレイヤーのライリー・オペルカ、そしてスケートボーダーのジェイミー・フォイとザイオン・ライトを唖然とさせるが、ここでホーナーがようやくチェコに連絡を取ることに成功し、ハードロック・スタジアムで落ち合う手はずを整える。そして、マイアミ・ドルフィンズの本拠地として知られるこのスタジアムのジャンボトロン越しに2人は再び会話をし、誤解が解かれると、チェコは帰路に着いた。何はともあれ、今回はかなり強烈なロードトリップとなった…。チェコ、お疲れ様でした!セルジオ・ペレスは「初めてのレッドブル・ロードトリップに参加できてとても楽しかった。ダニエルがゴールデンゲートブリッジを渡るのを見たのを覚えているけど、参加するチャンスがあるとは思っていなかった」とコメント。「マイアミはF1に最適な場所だと思う。とても楽しい街だし、良いエネルギーがある。 トラックは素晴らしく見えるし、そこにいるすべてのファンに会えるのが待ちきれない。 オースティンはいつも僕にとってホームレースのように感じている。マイアミも同じように感じると思う」


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