レッドブル・ホンダのセルジオ・ペレスは、F1ベルギーGPのグリッドに向かうレコノサンスラップでターン6の“レ・コーム”でコントロールを失い、バリアへとクラッシュ。右フロントサスペンションを破損し、グリッドに並べない状態となった。一体、チームは修復を諦め、DNS(Do Not Start)を無線でペレスに伝えた。しかし、フォーメーションラップを行ったものの、コース上の水が多く視界が確保できない状態だったため、スタート進行が中止。ここから3時間以上の中断となる。
レッドブル・レーシングはこの中断の間にマシンの修復を完了させ、ペレスはレースへ戻ることができた。セーフティカーが先導する隊列の最後尾についたペレスだったが、レースは再び赤旗中断となったために順位を上げることは叶わず、20位となった。「今日はおかしな形の午後になったけど、雨で寒い中、待っていてくれた素晴らしいファンの皆さんには感謝している」とセルジオ・ペレスはコメント。「いいレースを見せられずに残念だけど、これもこのスポーツの一面だし、できる限りのことはやったけど、このような形になってしまった」「グリッドに向かう中でのクラッシュは僕のミスだった。非常に視界が悪く、縁石に乗り上げてしまい、マシンのコントロールを失った。レースに戻ることは難しいと思っていたが、チームが必死の作業をしてくれたし、レッドブル・レーシングのスピリットを見せてくれた。ベストを尽くし、あれだけ早く修理を完了してくれたことは素晴らしいと思う」「今日のレースで彼らの努力に報いたかったので、レースができないことは残念だったけど、幸いにもこの後ザントフォールトでのレースがあるし、とても楽しみにしている!」