レッドブル・ホンダF1のセルジオ・ペレスは、F1フランスGPの決勝でバルテリ・ボッタス(メルセデス)を抜いた際にトラックリミットを超過していたが、ペナルティを科せられなかった。その理由についてスチュワードとペレス自身が語った。F1フランスGPのレース終盤、セルジオ・ペレスは高速のターン10に向けて加速してバルテリ・ボッタスをオーバーテイクした。しかし、ターン10の出口の白線を越えたことで、スチュワードはコース外でペレスがアドバンテージを得た可能性について審議対象とした。
メルセデスF1は、セルジオ・ペレスにペナルティが与えられることを期待して、バルテリ・ボッタスに2回目のピットストップを実施してファステストラップを狙うことはしなかった。スチュワードはセルジオ・ペレスをお咎めなしとして理由について次のように説明した。「スチュワードは、ペレスがターン10でトラックを離れるまでにボッタスの追い抜きを完全に完了したと判断した。これにより、彼はその後、標準の“トラックリミット”としてトラックを離れた」「スチュワードは、ペレスが次のターンで形勢が大きく不利となっていため、“永続的なアドバンテージを得た”とは見なされないと判断した。」3位表彰台を獲得したセルジオ・ペレスは、バルテリボッタにできるだけ多くのスペースを与えるためにコースから逃げなければならなかったと説明した。「ターン10にむけて彼を抜いた。僕はすでに前に出ていたので、できるだけ多くのスペースを彼に与えようとしてコースを外れた。戻ってきたけど、追い抜きはすでに完了していたので基本的にアドバンテージはなかあった。主に彼にスペースを与え、その時点での接触を避けるために行った」セルジオ・ペレスの2戦連続で表彰台を獲得し、レッドブル・ホンダF1はコンストラクターズ選手権でメルセデスに対するリードを37ポイントにまで拡大することができた。「僕たちは良い戦略を立てた」とセルジオ・ペレスは付け加えた。「最初のスティントに非常に長くしたけど、それが本当に報われた。ルイスを抜くには2~3周足りなかった」「でも、チームにとって良い結果であり、間違いなく良い進歩を果たしていることを示している。この一貫性を継続して、すぐに次のステップに進むために、僕たちは取り組み続ける必要がある」