2021年にレッドブル・ホンダF1のシートを獲得したセルジオ・ペレスが、“逆境”と称する2020年のF1世界選手権を振り返った。“ピンクメルセデス”と称されプレシーズンテストから強力なパフォーマンスを発揮したレーシング・ポイントでシーズンをスタートしたセルジオ・ペレスだったが、序盤戦は思ったような結果を出すことができなかった。
そして、フェラーリF1を離脱したセバスチャン・ベッテルが加入するという噂が流れるなかで新型コロナウイルスに感染。シルバーストンでの2連戦を欠場することとなる。そして、9月にはセバスチャン・ベッテルの加入が正式に発表され、セルジオ・ペレスは2021年のシートがない状況となる。そのような状況のなか、第14戦F1トルコGPで2018年以来となる待望のシーズン初表彰台を獲得。だが、アレクサンダー・アルボンとのレッドブル・ホンダの2021年のシート争いが本格的に報じられるなか、第15戦バーレーンGPでは3位走行中にエンジントラブルでリタイア。ライバルのアルボンが表彰台に上がった。しかし、第16戦サヒールGPではセンセーションなるF1初勝利を挙げる。最終戦ではPUトラブルによってリタイアを喫するも、その週末に2021年にレッドブル・ホンダに加入することが成績発表された。まさに激動のシーズンとなった2021年のF1世界選手権のハイライトをセルジオ・ペレスがソーシャルメディアで箇条書きで振り返った。セルジオ・ペレスの2020年F1シーズン・ 最も競争力のあるマシンでシーズンをスタートしたけど、結果がついてこなかった。・ キャリアの最も重要な記事に新型コロナウイルスに感染した。妻と子供も感染した。このような短いシーズンで2レースを欠場することになった。すべてを失ったと感じた。僕にとってシーズンで最悪の時期だった。・ 100%を取り戻すためには多くのこと必要だった。体力的にかなりに影響があった!・ 来年の仕事がなくなった。・ コース上で最高の結果を出す必要があった。アップデートは僕のマシンには入らなかった。・ 表彰台を手中に収めていたけど、僕たちは戦略で失敗し、逃げていった。・ ようやく表彰台に上がることができた!・ 自分の将来のための重要な瞬間にもう一度表彰台が確実だったけど、レース終了まで数周のところでエンジンがブローアップした。・ エンジンが本当に重要なトラックでペナルティを避けるために走行距離の多いシーズンで最も信頼性の低いエンジンに戻さなければならなくなった。・ 初勝利を挙げ、半世紀ぶりに表彰台の頂点にメキシコの国旗を掲げることができた。・ 世界選手権の順位を4位で終えた。・ 25年以上本当に一生懸命に仕事をしてきてやっとチャンスを得ることができた!