セルジオ・ペレスは、フォース・インディアで今年チームメイトとなったルーキーのエステバン・オコンに感銘を受けていると認める。今シーズン序盤に同士討ちを演じてチームメイト同士のバトルを禁止されたセルジオ・ペレスとエステバン・オコンだが、2018年もフォース・インディアで再びタッグを組むことが決まっている。
セルジオ・ペレスは、今年初めてのフル参戦を果たしたエステバン・オコンの“パフォーマンスレベル”に“驚いた”と Auto Hebdo に語った。来年でF1で8シーズン目を迎えるセルジオ・ペレスは「初年度に彼がこのような結果を出すとは思っていなかった」とセルジオ・ペレスはコメント。「難しいクルマでもエステバンは速く走ることができる。それは彼の強みのひとつだし、僕はそこから学ばなければならない」「最近では彼は予選でも大きな改善を果たしている。でも、僕にとって自分の限界をプッシュしてくれるチームメイトがいることは良いことだ。今日のF1ではチームメイトが唯一のリファレンスだからね」フォース・インディアは今年もコンストラクターズ4位を確保したが、セルジオ・ペレスは「僕たちの前にいる3チームには手が届かなかった」と付け加えた。元マクラーレンのチームマネージャーだったジョー・ラミレスも、エステバン・オコンに対するセルジオ・ペレスの評価に同意する。ジョー・ラミレスは、エステバン・オコンがメルセデスのバルテリ・ボッタスに脅威を与えていると述べた。「セルジオは自分の限界までプッシュしなければ、エステバンがナンバー1になるだろう」とジョー・ラミレスはコメント。「内部競争はセルジオにとって良いことだ。だが、彼は絶対に成功しなければならない。このビジネスは容赦しないからね」エステバン・オコンは、2019年のメルセデスのドライバー候補として名前が挙げられている。「どうしてバルテリがメルセデスで走っているのか不思議に思うことがある。彼がハミルトンと同じレベルではないのは明らかだからだ。特にエステバンがメルセデスドライバーだということもある」エステバン・オコンは、昨年のF1ベルギーGPでリオ・ハリアントに代わってマノーでF1デビューしてから全戦で完走を続けており、F1デビューからの連続完走記録を更新し続けている。また、F1メキシコGPを5位でフィニッシュしたことで、F1での連続完走記録でもセバスチャン・ベッテル、ニコ・ロズベルグに並んで7位となった。今年、モナコGP以外の全戦でポイントフィニッシュしているエステバン・オコンは、ドライバーズ選手権で7位のセルジオ・ペレスかあら9ポイント差の8位につけている。